80年代の半ばぐらいですかね、街中を歩いていて、なんかおかしいと思ったんですよ。
なんだかおかしな集団がいるし。他にそういう感じの人たちが多いっていうか。
その時はまだバブルにはなっていなかったと思います。
ちょうど、首相が初めて靖国を公式参拝をした時期ですね。
首相が中2病になった戦後初めての例です。
首相が個人的に参拝するのは自由ですが、公式に参拝するのは明らかに違憲ですからね。
国家が一部の宗教を特別扱いしてはいけないのであります。
しかし、この人ですら、靖国とは違った戦没者慰霊施設を作るべきとか言ってましたね。
さらに、話がそれますが、それまでも首相が靖国を参拝するのは個人的にはずっとやっていたし、特に誰も文句を言わなかったですね。
それより前、A拾戦犯が合祀された時も、外国は問題にしていなかったと思います。
問題にしたのは国内ですね。昭和天皇は、A級戦犯の合祀以来、靖国の参拝をしなくなりました。ここはとても大事なところはずなんですが、天皇陛下万歳したい人は天皇陛下とは考え方が違うのですね、この国は。
戦没者のために手を合わせるのは靖国に行かなくてもできます。
A級戦犯は勝手に靖国が合祀したわけですね。
遺族が嫌がっても勝手に台湾の人たちも合祀してみたり、靖国は性質の悪い宗教団体ですよ。
このあたりは円高も一気に進んだけど、それを乗り越えてこのあと一気にバブルに行ったんですね。
おかしいなあ、と思ったんだけど、はじめのうちは確信も明確な理由もなかったのでした。
そもそも、おかしいと思ったのは、日本人がおかしくなってきたと思ったのが原因。
ようするに、あんな異常景気っていうのは誰も経験したことがなかったんですね。
おかしいと思っても、明確におかしいと言える根拠がなかったのでした。
「金は天下の回りもの」って言葉がありますからね。だから、おかしくないのかな~、いや、おかしいとかそのように思っていた時期がありました。
ただ、銀行がすっかり主役になっているのはおかしいとは思っていました。
海外で、いろいろ物件買ってる会社もありましたね。パンナムビルとかロックフェラーセンターとか、意味わからんですよ。
ものすごい金額で買ってましたね。あとから安く売ることになるんですが。
戦後の復興を支えてきたのは、基本的には「欲しがりません勝つまでは」という精神が続いていたからだと思うんですが、おそらく「勝った」と思ったんでしょうね。
それで、アメリカの物件を「買った」と・・・
ロックフェラーセンターを日本の企業が買ってどうするのかとおもったものです。
ラムタラより不思議でしたね。
と、当時の日本人が精神的にはおかしいということは、かなり確信していたわけですが、経済のほうですね。
明らかにやはりおかしいと確信したのは、「日本の土地を時価で全部売ったら、アメリカが4つ買える」と聞いたときです。
こりゃあやばいと思いましたが、さて、誰が「このバブルは、はじけます」と言えるか。
だれかが、「チェックアウトします」と言った途端に魔法が解けて、「ホテル・ジャパン」が崩壊するみたいなもんですね。
マトリックスでもいいけど。
国の政策的には、減税減税&お金じゃぶじゃぶ作戦でした。
どうも、竹下さんの孫がテレビにでてくるので、当時の消費税のことばっかりでてきますが、所得税の累進課税を大幅に緩くして、物品税も廃止したんですね。
物品税は、贅沢なものほど税率が高くて、生活必需品にはついていなかったわけですね。
ちょっと調べたんですが、所得税は84年に1度、次が87年、そして89年と3段階で累進課税を引き下げ。
物品税は89年に消費税に。
あきらかに逆進的なシフトをしています。しかも、この間、ばぶるなのに、ずっと建設国債を発行しています。
ようするに当時のいろいろな政権がまとめて全部頭悪かったんですよね。ものすごく景気が良くなっているのに、お金バラマキをつづけたわけです。
どうみても回収する時期でしょう。
先のことを考えない、考えることが出来ない、出口戦略なんてない、ていうか出口なんてないんですよね。
それで、来年はどうなるのかな。
あ、まず、96条ですか。
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