グールドがデビューする前、ゴールドベルクの定番と言えば、ワンダ・ランドフスカさんの演奏だったらしいのです。
ということは以前も書いたと思うのですが、そのころは、そのぐらいのことしか知らなかったのです。
わりと最近のことですが、ふと調べてみたら、じつにすごい人だったのでありました。
ハープシコード(チェンバロ)の復活に貢献した人だったのですね。
と言いますか、そもそも、チェンバロが廃れていたことも知らなかったわけですが。
チェンバロは、まあ、バロックの時代にかなり流行っていたのですが、ピアノというものがでてきて18世紀の半ばごろから人気がなくなって行ったんですね。
機能的にはピアノのほうが上ですからね。
モーツァルトなんて、ピアノの発展途上の時代にいたわけで、おそらくピアノの性能の向上にはかなり貢献したでしょうね。
そういうわけで、19世紀にはすっかり忘れ去られていたわけですね。
それが、19世紀の末ごろに、なぜかまた関心が持つ人が出てきたと。
昔ながらのものと、ショパンのピアノで有名なプレイエル社が作った新たなタイプのチェンバロが出たんですね。で、新たな(プレイエル)のチェンバロを引いたのがランドフスカさんだと。
これがかなりの人気になったらしいです。ランドフスカさんは、ファリャとかプーランクとかにチェンバロのための曲を依頼したりで、曲も増えたと。
時々、弾く時に(派手な)アクションをしたそうで、それはそれで人気にもなったけど、、嫌う人もいたようですね。
ピアノならわかるけど、今時、チェンバロ弾きで派手な動きする人って見たことないですが。
まさか、エルトン・ジョンみたいに鍵盤の上に足あげるとか、近藤正臣みたいに、鍵盤の上に立ちあがってつま先で弾くとか、、そんなことしなかったと思うけど。
まあ、何にしても映像は残っていないので、見ることできませんが。
J.S.Bach - goldberg - W.Landowska
昔の録音です。状態は良くないです。
時代が時代なのであまり録音が残っていません。
見直したら、タイプミスがひどかったどす。すいません。。。
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