すげー アカデミー賞確実!(編集賞、音響賞、音響編集賞)
ラスト20分の魂ビリビリのライブシーン!俳優に本気で歌わせて音は実際のライブエイドでのフレディらの声を重ねたらしい。
編集のジョン・オットマンという方。前から気になってた人。ブライアン・シンガーのほぼ全作品で音楽と編集を担当という、謎のスタンスの人。今回さすがに音楽ではクレジットされてないが、ライブシーン含めこの人の編集が作品の怒涛の感動 . . . 本文を読む
「シェイプ・オブ・ウォーター」
初公開時は見逃してしまったのだが、飯田橋ギンレイホールという、日本最高の弐番館で後追い鑑賞できた。
なんか映画業界最前線的なシネコンで見るより、飯田橋ギンレイで観る方がしっくりくるような、どこか場末感のある素晴らしいバケモノ映画だった。
それにしても
こんなバケモノ映画がアカデミー賞作品賞を取るとは…
かつて「エイリアン」や「トレマーズ」を最高と言ってアホじゃ . . . 本文を読む
今年そういえば、きちんと映評書いてない作品がたくさんあり、年越し前に自分の映画鑑賞総括のためにも、記しておこうと思う
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「レディプレイヤーワン」
スピルバーグの80年代への愛とオマージュの作品
必ずしも世評は高くないようだが、わたしにはこの映画は、生きてて良かったと思えるほど、オタク心をくすぐる作品だった。
スピルバーグが自分とともに駆け抜けた80年代世界への愛を語った映画な . . . 本文を読む
松本市在住の下向拓生監督の長編「 #センターライン 」が池袋HUMAXで上映されこれがどえらい面白い映画だった。
低予算自主映画と侮るなかれ。その道の非専門家の下心で始まったA.I.裁判は二転三転。巧い脚本によって惹き込まれた先に、生命・意思の意味を問う深い余韻のあるラストが待つ。これは傑作
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とツイッターと同じこと書いても面白くないので、もう少し色々と
低予算自主映画だからそりゃスピ . . . 本文を読む
面白かった。すごい才能だ。
観てない人は観てほしい。
で、以下の文章はネタバレでもないですが、観てない人は読まないで作品を鑑賞することをオススメします
ただし、この映画に100パーセント乗れない自分もいる。
俺がこう書くとなんかひがんでるみたいに取られそうだし、うん分かる分かると言われても一緒に否定論で盛り上がりたいわけでもない
いま、絶対にありえない物語を作っている身としては、すこしの . . . 本文を読む
2018年になって劇場で観た映画はたった4作。少ない理由は昨年末から切れ目なく映画制作しているからです。
そんな撮影中の監督作「巻貝たちの歓喜」の劇中歌 で、山城まこと(ベルジネタレントエージェンシー所属)の歌う「ミラクルナンバーナイン」のPVが完成。その30秒スポット版を公開しました。
以下リンクからご視聴ください
「ミラクルナンバーナイン」30秒スポット
6月10日松本市上土劇場のロケにエキ . . . 本文を読む
あれ?新作完成するまで映画館には行かないんじゃなかったっけ?
まあ、いいじゃねーかよ、ちょっとくらい
たまに映画館行かないと死ぬんだよ、俺は
というわけでチョイスしたのがジョンウーでもイーストウッドでもデルトロでもなくスピルバーグの政治映画
スピルバーグは「フック」から新作全作映画館で観てるのを途切れさせたくなかったのだよーん(つまりレディプレイヤー1も観なきゃならんのだが)
ほんとは「太陽の . . . 本文を読む
よしもとクリエイティブ・エージェンシーの「あなたの街に住みますプロジェクト」による地域発信映画3作品を新宿k'sシネマで鑑賞
その街に住みたくなるかと言われると微妙な内容だが、むしろ若手映画作家に自由に撮らせたその企画に乗っかった菰野町、苫小牧市、いなべ市の各自治体の器の大きさに感銘を受けて、映画に理解のある素晴らしい町だな!と思った。
よしもと企画ということで、各作品ともテレビでよく見る人気 . . . 本文を読む
年末妻の実家に帰り、甥っ子姪っ子をスターウォーズに連れて行くのが恒例行事になった。今年は甥っ子は大学受験なので心を鬼にして連れていかなかった。合格したら一緒に暮らすかもしれないので、その場合たっぷり映画見せてやる。
そういえばトイザらスのCMだったか、スターウォーズ好きのお父さんが娘にスターウォーズを見せまくっていたが、大きくなった娘は、いまだにスターウォーズ見ようぜ!というお父さんをウザがって . . . 本文を読む
秋から映画撮影に入り週末はほぼ毎週撮影で平日も忙しく、10月以降映画館から足が遠のき、そんなこんなで映画に飢えていた
すこーし暇になったので、会社を定時に上がって映画に行こうと決めた。
時間が合うやつを何本か候補に挙げて、どれに行こうか考える日中はなんとなく楽しい。
で、ついこないだシベリウスの交響曲買ってフィンランドづいてたこともあり、フィンランド映画の「希望のかなた」にした。
しかし、色々悩 . . . 本文を読む
もやもやがとまらない。
つまんなくはなかったよ。映像とか演出とかセンス良くて。ビルヌーブさんってうまいなー
でもさ、まあまあ面白い程度の映画にするくらいなら、やっぱ作んないでほしかった。
いっそ怒りに震えるくらいのワースト映画にしてくれた方がある意味すっきりしたのになー
エドワード・ジェームズ・オルモス登場にはゾワっときたよ
でも、ローグワンのレイア的なショーン・ヤングは、そういうのちょっとち . . . 本文を読む
「わたしは、ダニエル・ブレイク」
100点[100点満点中]
まぎれもないケン・ローチの最高傑作にして、この10年を代表する一本にもなるであろう、映画史的傑作と俺は信じる。
泣ければ名作という考えには賛成しないが、労働を禁じられた労働者ダニエル・ブレイクの怒りの叫びに、俺は共感の怒りとともに、随所で熱い涙を流し、感動しすぎてヤバいやつみたいになってしまった!
イギリス映画といえば、「王室もの . . . 本文を読む
88点
人を嫌な気分にさせることに関しては右に出るものがアルモドバルくらいしかいないポール・ヴァーホーベン
ハリウッド時代も面白かったけど、ヨーロッパに戻ってからの方が映画作家としてハリウッドでは超えられなかった一歩を踏み出した気がしてよかったと思う。
暴力暴力とサスペンス、冷酷だが欲望に対しては計算しない、エルは悪なのにめんどくさい女なのに、それでも魅了されてしまう。小悪魔じゃない、普通に悪 . . . 本文を読む
50点[100点満点中]
前半の女戦士だけの島編は面白かった。女戦士たちが入り乱れて、武装ドイツ軍の小隊を肉弾戦で殲滅することところは何か悪い夢でもみているかのような壮絶さであった。
ワンダーさんがハンサムと島を出てドイツ軍と戦い始めるところはいいにしても、あちこちすっきりしない。そして何でこのタイミングで「実は私がお前の探していた敵だったのだー!」なカミングアウト?から先はシリアスかつ重いトー . . . 本文を読む
2017年は日本映画3つしか観てない。
大学の後輩が照明で参加した「ホワイトリリー」、笹木さんの「マスタードチョコレート」、渡辺さんの「水面のあかり」
お友達の映画ばっかりじゃねーか!
オトモダチ贔屓のアベシンゾーか!
さておき、この映画「水面のあかり」は脚本のけっこう早い稿のころから渡辺さんに読ませていただいた。映画では津田寛治さんが演じた中年の男早川は、初期の脚本では中年女性だったりと、色々 . . . 本文を読む