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2012年の劇場での商業映画の鑑賞作品数は外国映画22、日本映画13でした。
映画を撮る奴にかぎって映画を観ないとか言われると返す言葉もありません。
それでも自分の恒例行事なので、自分の映画ベストテン+5を紹介します
2012年の劇場鑑賞映画マイベスト15
1位『私が、生きる肌』 ペドロ・アルモドバル
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これが異常者だ。観た後どっと疲れる精神的衝撃度MAXの危険な映画
2位『ミッドナイト・イン・パリ』 ウディ・アレン
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これがまだまだいけるウディ・アレンだ。ちょっと妄想老人モード入っても、こんなにぶっ飛ばせる監督他にいない
3位『エクスペンダブルズ2』 サイモン・ウェスト
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これが筋肉祭だ。80~90年代に夢見た光景がそこに。
4位『ドラゴン・タトゥーの女』 デビッド・フィンチャー
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これがスーパー女子だ。俺もリズベットに蹴られてえ
5位『宇宙人ポール』 グレッグ・モットーラ
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SF愛スピルバーグ愛オタク万歳。SFオタク2人旅を満喫したかったのに女と本物の宇宙人が仲間になって微妙に嫉妬する親友がいい。「しゃぶりちらしちゃって」というナイスな字幕もいい
6位『桐島、部活やめるってよ』 吉田大八
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高校生青春ヒエラルキー各階層めぐりの旅だってよ。ロメロくらい観てろってよ
7位『終の信託』 周防正行
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喋るだけの50分間の凄さ。日本よ、これが映画だ。
8位『別離』 アスガー・ファルハディ
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家族と宗教と格差と幸せを巡る群像劇サスペンス。ラストの少女の涙。これがイラン映画の実力だ。
9位『キツツキと雨』 沖田修一
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写っていないものを観せて、喋っていないことを聴かせる力。桐島とあわせてゾンビの2012年だった。
10位『はやぶさ 遥かなる帰還』 瀧本智行
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誰もが知ってるラストできちんと泣かせる、ずっしり群像大河ドラマ。役者みんなグッジョブ
11位『おおかみこどもの雨と雪』 細田守
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これが大笑い顔だ。
12位『ヒューゴの不思議な発明』 マーティン・スコセッシ
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3D化されたメリエス。これが映画愛だ
13位『アーティスト』 ミシェル・アザナビシウス
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本物の懐古趣味。これも映画愛だ
14位『ロボット』 シャンカール
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歌って踊って戦って愛と平和を語るインドのスーパースター。意外とSF映画的に深い。
15位『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』 中澤祥次郎
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なんでベスト15にしたのかって。ギャバンを書きたかったからさ。よろしく勇気はOK。あばよ涙…けれども涙がとまらない。
-------
いわゆるミニシアター系の映画をあまり観れませんでしたし、外国映画はアメリカ映画中心の鑑賞になってしまいました。アジア系をほとんど観れなくて後悔。
なぜかクリント・イーストウッドの新作が松本でかからなかった悲劇。
それでもたくさんの映画から元気をいただくことができました。
上記の15作の他に「わが母の記」「のぼうの城」「ロボジー」「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」「メン・イン・ブラック3」もかなり良かったです。「幸せの教室」もプチ推し。
そして「プロメテウス」は超笑えるバカデミーな大作でネタ映画ですよ。
一方でトニー・スコットやテオ・アンゲロプロスなどたくさんの尊敬していた映画人の亡くなった悲しみの年でもありました。
勝手に個人賞 (外国 / 日本)
監督賞 ペドロ・アルモドバル(私が、生きる肌) / 吉田大八(桐島、部活やめるってよ)
主演女優賞 ルーニー・マラ(ドラゴンタトゥーの女) / 樹木希林(わが母の記)
主演男優賞 サイモン・ペッグ(宇宙人ポール) / 役所広司(終の信託)
助演女優賞 マリオン・コティヤール(ミッドナイト・イン・パリ) / 夏川結衣(はやぶさ 遥かなる帰還)
助演男優賞 ニック・フロスト(宇宙人ポール) / 吉岡秀隆(はやぶさ 遥かなる帰還)
それから今年はかなりたくさんの自主映画を観ました。そちらからもマイフェイバリット10作品選んでみました(順位はなしで)、よろしければそちらもご覧になってください。
2012年に鑑賞した自主映画 マイフェイバリット10
それではこのブログを読んでくださった皆さんが、来年も素晴らしい映画に出会えることを願いつつ、今年の最後のブログアップといたします。ありがとうございました
********
スタジオゆんふぁ制作の自主映画
罪と罰と自由
日本芸術センター映像グランプリ受賞
ダマー映画祭inヒロシマ 入選
2013年2月9日開催 いわきぼうけん映画祭 にて上映決定です
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ブロガーによる00年代(2000~2009)の映画ベストテン
↑この度、「ブロガーによる00年代(2000~2009)の映画ベストテン」を選出しました。映画好きブロガーを中心とした37名による選出になります。どうぞ00年代の名作・傑作・人気作・問題作の数々を振り返っていってください
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2012年の劇場鑑賞映画マイベスト15
1位『私が、生きる肌』 ペドロ・アルモドバル
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これが異常者だ。観た後どっと疲れる精神的衝撃度MAXの危険な映画
2位『ミッドナイト・イン・パリ』 ウディ・アレン
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これがまだまだいけるウディ・アレンだ。ちょっと妄想老人モード入っても、こんなにぶっ飛ばせる監督他にいない
3位『エクスペンダブルズ2』 サイモン・ウェスト
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これが筋肉祭だ。80~90年代に夢見た光景がそこに。
4位『ドラゴン・タトゥーの女』 デビッド・フィンチャー
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これがスーパー女子だ。俺もリズベットに蹴られてえ
5位『宇宙人ポール』 グレッグ・モットーラ
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SF愛スピルバーグ愛オタク万歳。SFオタク2人旅を満喫したかったのに女と本物の宇宙人が仲間になって微妙に嫉妬する親友がいい。「しゃぶりちらしちゃって」というナイスな字幕もいい
6位『桐島、部活やめるってよ』 吉田大八
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高校生青春ヒエラルキー各階層めぐりの旅だってよ。ロメロくらい観てろってよ
7位『終の信託』 周防正行
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喋るだけの50分間の凄さ。日本よ、これが映画だ。
8位『別離』 アスガー・ファルハディ
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家族と宗教と格差と幸せを巡る群像劇サスペンス。ラストの少女の涙。これがイラン映画の実力だ。
9位『キツツキと雨』 沖田修一
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写っていないものを観せて、喋っていないことを聴かせる力。桐島とあわせてゾンビの2012年だった。
10位『はやぶさ 遥かなる帰還』 瀧本智行
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誰もが知ってるラストできちんと泣かせる、ずっしり群像大河ドラマ。役者みんなグッジョブ
11位『おおかみこどもの雨と雪』 細田守
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これが大笑い顔だ。
12位『ヒューゴの不思議な発明』 マーティン・スコセッシ
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3D化されたメリエス。これが映画愛だ
13位『アーティスト』 ミシェル・アザナビシウス
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本物の懐古趣味。これも映画愛だ
14位『ロボット』 シャンカール
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歌って踊って戦って愛と平和を語るインドのスーパースター。意外とSF映画的に深い。
15位『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』 中澤祥次郎
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なんでベスト15にしたのかって。ギャバンを書きたかったからさ。よろしく勇気はOK。あばよ涙…けれども涙がとまらない。
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いわゆるミニシアター系の映画をあまり観れませんでしたし、外国映画はアメリカ映画中心の鑑賞になってしまいました。アジア系をほとんど観れなくて後悔。
なぜかクリント・イーストウッドの新作が松本でかからなかった悲劇。
それでもたくさんの映画から元気をいただくことができました。
上記の15作の他に「わが母の記」「のぼうの城」「ロボジー」「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」「メン・イン・ブラック3」もかなり良かったです。「幸せの教室」もプチ推し。
そして「プロメテウス」は超笑えるバカデミーな大作でネタ映画ですよ。
一方でトニー・スコットやテオ・アンゲロプロスなどたくさんの尊敬していた映画人の亡くなった悲しみの年でもありました。
勝手に個人賞 (外国 / 日本)
監督賞 ペドロ・アルモドバル(私が、生きる肌) / 吉田大八(桐島、部活やめるってよ)
主演女優賞 ルーニー・マラ(ドラゴンタトゥーの女) / 樹木希林(わが母の記)
主演男優賞 サイモン・ペッグ(宇宙人ポール) / 役所広司(終の信託)
助演女優賞 マリオン・コティヤール(ミッドナイト・イン・パリ) / 夏川結衣(はやぶさ 遥かなる帰還)
助演男優賞 ニック・フロスト(宇宙人ポール) / 吉岡秀隆(はやぶさ 遥かなる帰還)
それから今年はかなりたくさんの自主映画を観ました。そちらからもマイフェイバリット10作品選んでみました(順位はなしで)、よろしければそちらもご覧になってください。
2012年に鑑賞した自主映画 マイフェイバリット10
それではこのブログを読んでくださった皆さんが、来年も素晴らしい映画に出会えることを願いつつ、今年の最後のブログアップといたします。ありがとうございました
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スタジオゆんふぁ制作の自主映画
罪と罰と自由
日本芸術センター映像グランプリ受賞
ダマー映画祭inヒロシマ 入選
2013年2月9日開催 いわきぼうけん映画祭 にて上映決定です
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ブロガーによる00年代(2000~2009)の映画ベストテン
↑この度、「ブロガーによる00年代(2000~2009)の映画ベストテン」を選出しました。映画好きブロガーを中心とした37名による選出になります。どうぞ00年代の名作・傑作・人気作・問題作の数々を振り返っていってください
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自主映画撮ってます。松本自主映画製作工房 スタジオゆんふぁのHP
やり取りさせていただくのが、いつも年末のこの時分のみですみません。
『私が、生きる肌』大好きな作品で、これが一位というのが嬉しいですね。
『宇宙人ポール』も好きな作品でした。このB級さがたまらないんですよね。
twitterだけの言及になっちゃった作品も多いですが、来年も今年以上の豊作だと良いですね。
本年もお世話になりました。
映画愛に満ちたセレクションですね。
さすが、自主製作映画に携わってられる方のベストだなと、
素直にそう思いました。
『罪と罰と自由』の入賞おめでとうございます。
まさしく、継続は力なりですね。
今年も、いい映画に出会えますよう、
引き続きよろしくお願いいたします。
アルモドバル!いいです。いい変態ぶりでした。
とっても好きなんですが、なんだか疲れすぎた今年は、疲れる映画がとどまらず、すっきり爽やか、気分のいい映画を選んでました。
そういう自分もいるんだなあ~と、改めて感じたところです。
「ポール」がいるのが嬉しい!
地方なんで、タイムラグがありますけどね!
「キツツキと雨」が、とっても好きです。
こっちもホンワカだったかな。。。
ぜひともしんさんの作品、みたいです。
いわきって、福島のですか?行けるかな。
だんだん秘宝的な映画が面白く感じられなくなってきたんで、「エクスペ2」はパスしてしまいました。アルモドバルなんとなく避けてきたんですが、見てみよかな~。ギャバン、入れたね、ふふふ・・・。
「罪と罰と自由」の入賞おめでとうございます!神戸~大阪方面で上映することがあれば、ぜひ見に行きます!