という訳で1日空いてしまいましたが、
第12回エース杯の決勝戦の続きをお送りします。
今日で一気に決着まで行きます。
----
決勝戦(おのっち、セイ、クー、MIRA)
<<<前回までのあらすじ>>>
開幕《天女の羽衣》で鍵を手に入れたと思われたクーだが、
『鍵ずらし』が裏目に出てしまってセイに鍵を奪われてしまう。
このままセイが独走するかと思われたが移動事故がそれを許さず、
結局セイ、MIRA、クーが1個ずつ祠を獲得する展開に。
そしてクーが裸で祠に着き、
マップが太陽の庭園(昼)に変わったところから、
試合の続きが語られることとなるのである。
<<<つづき>>>
迎えたチェイサーターン、
ホルダーから一番近かったおのっちが戦闘1番を予約する一方、
MIRAは手札に青2枚を残して、『もう1人の主役』《風風》を祠に配置。
その様子を見て動揺したのか、
おのっちはここでの侵略で《ダゴナイト》を使ってしまう。
MIRA「助かった~」
確かに《ダゴナイト》さえ温存しておけば、
手札に青しか無いMIRAには《トットー》ぐらいでしか守る手段が無い訳で、
ここはおのっちの判断ミスといえるだろう。
しかしここで嘆いていても始まらない。
気持ちを切り替えておのっちは祠を目指し、
《ピノ》による侵略を試みる。
おのっち「『あのパターン』だったら泣く!」
そして戦闘画面に変わった時――おのっちは、泣いた。
《風風》、攻撃値・耐久値ともに上昇。
おのっちの支援は、《目くらまし》であった。
MIRA「《ダゴナイト》使われてたら勝てなかったよ」
《風風》《雷雷》両方を手札に抱える『あのパターン』でおのっちを2度目のライフアウトに沈め、
見事祠待ちを成功させたMIRAは、
手札を黄1枚青3枚白1枚としてターンエンド。
試合開始から20分経過にして祠2つ目1番乗りを達成したのは、
『風雷祭り』のMIRAであった。
続くチェイサーターン、
セイは1番手でホルダーに飛び込むものの決め手に乏しかったか、
後続のおのっちに戦闘1番を譲ることに。
その頃次の祠へ先回りを敢行していたクーは、
ドローアイテムで引いたカードを見ておもわず苦笑。
そして次の祠に着いたとき、
クーはその苦笑いの原因を配置する――《ケイオスウォール》。
戦闘の方に移ろう。
おのっちの侵略モンスターは、《バルキリー燕》。
これを見て思わずMIRAは《亡者の盾》を使うが――、
「燕返し!」
おのっちの《目くらまし》で燕返しが発動。
攻撃値3倍の《バルキリー燕》が、《風風》を一刀両断にしたのだった。
MIRAにとってはここは無支援が安定だったのだが、
この『プレイミス』によって試合の流れがまたしても変わることとなるのである。
さてこの時点で祠待ち中のクーの手札は青白各1枚。
戦闘をしなければ次ターンのうちにライフアウトとなると踏んだおのっちは、
クーとの戦闘を避けて逃げモードに。
その際ドローアイテムを立て続けに取って行くのだが――、
おのっち「面白いの引いちゃった!」
十分間合いを離したところでおのっちが配置したのは――禁止カードの《ユキ・ダルマン》!
更に駄目押しとばかりに唱えるは――エース杯の永久禁止カード、《破壊の業火》!
そして吹き飛ばされるのは――青!
まさかの禁止カードラッシュにギャラリーは大興奮だ。
そして《風風》《雷雷》を根こそぎ吹き飛ばされたMIRAは――、
MIRA「丁度デッキが1週して助かったよ」
とはいえ『逃げ』に徹したおのっちを追うのは困難だったらしく、
MIRAは祠横に付けるのみ。
そしておのっちの思惑通りクーは追い付けずにライフアウト。
おのっち「吹っ飛べよ!白2枚で追い付ける訳ないんだから!」
結局このターンの戦闘は、
セイの《現世の歩兵》除去のみ。
セイの侵略、《ミスブラッディー》+《トリックスター》に対し、
《心眼》では守れる筈もなく、更に即死まで食らってしまう。
とはいえひとまず鍵を守り通したことには変わりは無い。
祠も空いたということで、
おのっちは《天女》を使って冷静に1つ目の祠を獲得。
《ガブラント》を配置して手札は白1枚――と《ユキ・ダルマン》が引いてきた赤1枚だ。
マップが再び夕方に戻って迎えたチェイサーターン。
手札にソリューションが無かったか、
MIRAが次の祠へ撤退してゆく一方、
戦闘を仕掛けたのはセイ。
試合の流れを取り戻すべく《ピノ》で侵略するが支援は無し。
《かすめ取り》を読んだものと思われるが、
おのっちの支援は《死の鷲掴み》であった。
セイを2度目のライフアウトに沈め、
いよいよおのっちの反撃開始かと思われたが、
次の祠にはクーの《現世の歩兵》が手札白で待ち構えていた。
そしてターン開始と共に、おのっちは天を仰ぐ。
祠まで行く手段が無かったか、
それとも『弟子』を攻略する手段が無かったか、
恐らくその両方なのだろう。
おのっちは《審判の石像》を配置した後、
それと《ガブラント》の間に《アサシン》を置いてターンエンド。
手札こそ無いものの《アサシン》の先制即死は侵略側には良い牽制になるし、
仮に鍵を取られても自身のモンスターに挟まれた状態での脱出は困難な筈だ。
そんなおのっちの読みを狂わせたのは、
入城リーチがかかっているMIRAの《ユキ・ダルマン》除去であった。
このターンでライフアウトとなるMIRAは「死なば諸共」とばかりに《風風》で攻め込み、
手札の《雷雷》で攻撃値を9上げて《ユキ・ダルマン》を道連れにする。
そして配置を乗り越えて鍵戦闘を挑んだクーが《アマゾーネ》+《亡者の盾》で《アサシン》を討ち取った時、
おのっちのライフは丁度ゼロとなったのだった。
おのっち「あの『配置狩り』は想定外だったわ…」
これでMIRAは1回目のライフアウト、
そしておのっちは3回目のライフアウト――ということはクーの周りの配置モンスターは、無し!
移動の問題が解決したクーは、
ワープゾーンを《バルキリー燕》で塞ぎつつ2つ目の祠に《シータンク》を配置。
試合の流れが変わった瞬間だった。
序盤での不覚から一転、
試合を一気に掌握したクーに対し、
慌てふためいたのは残りの3人の方であった。
ホルダーに一番近い筈のセイは祠中央の《現世》に邪魔されて攻め込めず、
ライフアウトでホルダーから一気に突き放されてしまったMIRAはワープゾーンを通れず、
次の祠へ先回りすることしか出来ない。
残るおのっちは辛うじて次の祠に《アサシン》を置くものの、
手札を残すことが出来ない。
おのっち「もうこうなったら事故ってくれるのを祈るしかない!」
そんなおのっちの願いが通じたのか、
次のターンのクーの手札には白が3枚被る。
霧沢「でも1つは魔法だ!」
最早試合はクーの『詰め将棋』であった。
ワープゾーンを抜け、《天女の羽衣》で祠へ。
出てきたのは、《ジラクリムゾン》+《亡者の盾》。
<<<試合終了>>>
序盤のミスで流れを失ったクーが、
終盤でまさかの大逆転。
最後まで諦めることなく冷静に的確な判断を行なったことが、
勝利に繋がったといえるだろう。
この試合での敢闘賞は間違いなく『風雷祭り』で参戦したMIRAだろう。
『実用に値しない』と思われた『風雷デッキ』で場をうまく支配し、
試合を盛り上げてくれた。
おのっちの《バルキリー燕》相手のプレイミスが残念だったが、
「風雷でここまで出来る」というプレイングは、
多くのプレイヤーにとって印象深いものとなったことだろう。
久々に津田沼で決勝に上がったセイは、
立ち上がりは良かったものの直後の移動事故で流れを失い、
そのまま流れを取り戻せなかったのが残念だった。
おのっちは序盤の『アラクノゲー』をはじめ、
勝負所で波を掴み切れなかったのが痛かった。
それでも前回のSDBに続いて『師弟対決』が実現し、
一番試合を楽しんでいた様子であった。
試合終了と共におのっちがクーの手を掲げ、
『弟子』の勝利を祝福した。
<<<最終結果>>>
1位: クー (ディナセーバー育成日記)
2位: MIRA (風雷祭り)
3位: セイ (クワガドス育成日記)
4位: おのっち (害虫駆除)
第12回エース杯の決勝戦の続きをお送りします。
今日で一気に決着まで行きます。
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決勝戦(おのっち、セイ、クー、MIRA)
<<<前回までのあらすじ>>>
開幕《天女の羽衣》で鍵を手に入れたと思われたクーだが、
『鍵ずらし』が裏目に出てしまってセイに鍵を奪われてしまう。
このままセイが独走するかと思われたが移動事故がそれを許さず、
結局セイ、MIRA、クーが1個ずつ祠を獲得する展開に。
そしてクーが裸で祠に着き、
マップが太陽の庭園(昼)に変わったところから、
試合の続きが語られることとなるのである。
<<<つづき>>>
迎えたチェイサーターン、
ホルダーから一番近かったおのっちが戦闘1番を予約する一方、
MIRAは手札に青2枚を残して、『もう1人の主役』《風風》を祠に配置。
その様子を見て動揺したのか、
おのっちはここでの侵略で《ダゴナイト》を使ってしまう。
MIRA「助かった~」
確かに《ダゴナイト》さえ温存しておけば、
手札に青しか無いMIRAには《トットー》ぐらいでしか守る手段が無い訳で、
ここはおのっちの判断ミスといえるだろう。
しかしここで嘆いていても始まらない。
気持ちを切り替えておのっちは祠を目指し、
《ピノ》による侵略を試みる。
おのっち「『あのパターン』だったら泣く!」
そして戦闘画面に変わった時――おのっちは、泣いた。
《風風》、攻撃値・耐久値ともに上昇。
おのっちの支援は、《目くらまし》であった。
MIRA「《ダゴナイト》使われてたら勝てなかったよ」
《風風》《雷雷》両方を手札に抱える『あのパターン』でおのっちを2度目のライフアウトに沈め、
見事祠待ちを成功させたMIRAは、
手札を黄1枚青3枚白1枚としてターンエンド。
試合開始から20分経過にして祠2つ目1番乗りを達成したのは、
『風雷祭り』のMIRAであった。
続くチェイサーターン、
セイは1番手でホルダーに飛び込むものの決め手に乏しかったか、
後続のおのっちに戦闘1番を譲ることに。
その頃次の祠へ先回りを敢行していたクーは、
ドローアイテムで引いたカードを見ておもわず苦笑。
そして次の祠に着いたとき、
クーはその苦笑いの原因を配置する――《ケイオスウォール》。
戦闘の方に移ろう。
おのっちの侵略モンスターは、《バルキリー燕》。
これを見て思わずMIRAは《亡者の盾》を使うが――、
「燕返し!」
おのっちの《目くらまし》で燕返しが発動。
攻撃値3倍の《バルキリー燕》が、《風風》を一刀両断にしたのだった。
MIRAにとってはここは無支援が安定だったのだが、
この『プレイミス』によって試合の流れがまたしても変わることとなるのである。
さてこの時点で祠待ち中のクーの手札は青白各1枚。
戦闘をしなければ次ターンのうちにライフアウトとなると踏んだおのっちは、
クーとの戦闘を避けて逃げモードに。
その際ドローアイテムを立て続けに取って行くのだが――、
おのっち「面白いの引いちゃった!」
十分間合いを離したところでおのっちが配置したのは――禁止カードの《ユキ・ダルマン》!
更に駄目押しとばかりに唱えるは――エース杯の永久禁止カード、《破壊の業火》!
そして吹き飛ばされるのは――青!
まさかの禁止カードラッシュにギャラリーは大興奮だ。
そして《風風》《雷雷》を根こそぎ吹き飛ばされたMIRAは――、
MIRA「丁度デッキが1週して助かったよ」
とはいえ『逃げ』に徹したおのっちを追うのは困難だったらしく、
MIRAは祠横に付けるのみ。
そしておのっちの思惑通りクーは追い付けずにライフアウト。
おのっち「吹っ飛べよ!白2枚で追い付ける訳ないんだから!」
結局このターンの戦闘は、
セイの《現世の歩兵》除去のみ。
セイの侵略、《ミスブラッディー》+《トリックスター》に対し、
《心眼》では守れる筈もなく、更に即死まで食らってしまう。
とはいえひとまず鍵を守り通したことには変わりは無い。
祠も空いたということで、
おのっちは《天女》を使って冷静に1つ目の祠を獲得。
《ガブラント》を配置して手札は白1枚――と《ユキ・ダルマン》が引いてきた赤1枚だ。
マップが再び夕方に戻って迎えたチェイサーターン。
手札にソリューションが無かったか、
MIRAが次の祠へ撤退してゆく一方、
戦闘を仕掛けたのはセイ。
試合の流れを取り戻すべく《ピノ》で侵略するが支援は無し。
《かすめ取り》を読んだものと思われるが、
おのっちの支援は《死の鷲掴み》であった。
セイを2度目のライフアウトに沈め、
いよいよおのっちの反撃開始かと思われたが、
次の祠にはクーの《現世の歩兵》が手札白で待ち構えていた。
そしてターン開始と共に、おのっちは天を仰ぐ。
祠まで行く手段が無かったか、
それとも『弟子』を攻略する手段が無かったか、
恐らくその両方なのだろう。
おのっちは《審判の石像》を配置した後、
それと《ガブラント》の間に《アサシン》を置いてターンエンド。
手札こそ無いものの《アサシン》の先制即死は侵略側には良い牽制になるし、
仮に鍵を取られても自身のモンスターに挟まれた状態での脱出は困難な筈だ。
そんなおのっちの読みを狂わせたのは、
入城リーチがかかっているMIRAの《ユキ・ダルマン》除去であった。
このターンでライフアウトとなるMIRAは「死なば諸共」とばかりに《風風》で攻め込み、
手札の《雷雷》で攻撃値を9上げて《ユキ・ダルマン》を道連れにする。
そして配置を乗り越えて鍵戦闘を挑んだクーが《アマゾーネ》+《亡者の盾》で《アサシン》を討ち取った時、
おのっちのライフは丁度ゼロとなったのだった。
おのっち「あの『配置狩り』は想定外だったわ…」
これでMIRAは1回目のライフアウト、
そしておのっちは3回目のライフアウト――ということはクーの周りの配置モンスターは、無し!
移動の問題が解決したクーは、
ワープゾーンを《バルキリー燕》で塞ぎつつ2つ目の祠に《シータンク》を配置。
試合の流れが変わった瞬間だった。
序盤での不覚から一転、
試合を一気に掌握したクーに対し、
慌てふためいたのは残りの3人の方であった。
ホルダーに一番近い筈のセイは祠中央の《現世》に邪魔されて攻め込めず、
ライフアウトでホルダーから一気に突き放されてしまったMIRAはワープゾーンを通れず、
次の祠へ先回りすることしか出来ない。
残るおのっちは辛うじて次の祠に《アサシン》を置くものの、
手札を残すことが出来ない。
おのっち「もうこうなったら事故ってくれるのを祈るしかない!」
そんなおのっちの願いが通じたのか、
次のターンのクーの手札には白が3枚被る。
霧沢「でも1つは魔法だ!」
最早試合はクーの『詰め将棋』であった。
ワープゾーンを抜け、《天女の羽衣》で祠へ。
出てきたのは、《ジラクリムゾン》+《亡者の盾》。
<<<試合終了>>>
序盤のミスで流れを失ったクーが、
終盤でまさかの大逆転。
最後まで諦めることなく冷静に的確な判断を行なったことが、
勝利に繋がったといえるだろう。
この試合での敢闘賞は間違いなく『風雷祭り』で参戦したMIRAだろう。
『実用に値しない』と思われた『風雷デッキ』で場をうまく支配し、
試合を盛り上げてくれた。
おのっちの《バルキリー燕》相手のプレイミスが残念だったが、
「風雷でここまで出来る」というプレイングは、
多くのプレイヤーにとって印象深いものとなったことだろう。
久々に津田沼で決勝に上がったセイは、
立ち上がりは良かったものの直後の移動事故で流れを失い、
そのまま流れを取り戻せなかったのが残念だった。
おのっちは序盤の『アラクノゲー』をはじめ、
勝負所で波を掴み切れなかったのが痛かった。
それでも前回のSDBに続いて『師弟対決』が実現し、
一番試合を楽しんでいた様子であった。
試合終了と共におのっちがクーの手を掲げ、
『弟子』の勝利を祝福した。
<<<最終結果>>>
1位: クー (ディナセーバー育成日記)
2位: MIRA (風雷祭り)
3位: セイ (クワガドス育成日記)
4位: おのっち (害虫駆除)