東京大学理科二類農学部国際開発農学専修二年の中川ゆりやです。インドネシアの首都ジャカルタに12年滞在し、2年前の受験の際には駿台国際教育センターで大変お世話になりました。
今日は、東大受験を控える後輩の理系帰国生にアドバイスができればと、駿台を訪れました。校舎の雰囲気や先生方も変わらずアットホームで、非常に懐かしい気持ちになりました。
後輩たちの関心事は主に試験についてで、数学の試験ではどのくらいの点数が取れるのか、どのような勉強をしたか、試験前はどのように過ごしたか、試験はだめでも面接で挽回できるか(私はできるし、したと思っています!)、面接ではどのようなことを聞かれ、どのような準備をしたらよいのか等々皆の不安が伝わってきて、二年前の自分を思い出します。精一杯質問に答えましたが、果たしてうまくできているのか・・・。少しでも頭のリフレッシュになったのなら幸いです。
周りを見てみると、後輩たちは友達と楽しくおしゃべりをしたり、先生に熱心に質問をぶつけたりと、各々がいきいきとしていました。私もこんな時期があったのかなと思うと、駿台時代は楽しかったなと思えます。受験生にはそんな悠長なことを考えている暇はないでしょうけれど、のちにきっと懐かしく思うはずです。
受験期の自分は、とにかく数学が苦手で、模試の結果も最悪でした。年明け以降は更に危機感を感じて勉強に励んだように思います。しかし、いつまでたっても数学は難しいままだったので、直前期には意図的にあまり考えすぎないようにしていました。私は、逆に本を読んでまとめたり、文章を書いたりすることが好きだったので、論文や面接の練習をよくしていたように思います。自分が得意だったり好きだったりすることを勉強することで、息抜きにもなり、苦手な科目の勉強をする気にもなったものです。この時期の受験勉強はほとんどが過去問演習で、ひたすら過去問を解いていました。出来が良かった時だけ結果を気にするようにして、比較的ストレスを感じずにいたほうだったかもしれません。
ですから、今日会った後輩たちにも、不安を感じるのは当然ですが、肩の力を抜いて落ち着いて試験までの限られた日数を過ごしてもらいたいと思いました。
過去に頑張った自分を振り返る意味でも、今日の訪問はとっても有意義でした。今後も邪魔にならない程度に遊びに、アドバイスをしに、訪れたいなと思いました。受験生の皆さん、応援しています。
(yuri)