スウェーデン王立科学アカデミーより、2015年のノーベル賞の受賞者発表がありました。
生理学・医学賞に大村智・北里大学特別栄誉教授が、物理学賞に梶田隆章教授(東京大学宇宙線研究所所長)が選ばれ、日本人の連続受賞に喜びと驚きの声が上がっています。大村教授は「寄生虫による感染症の治療法に関する発見」、梶田教授は、「ニュートリノが質量をもつことを示すニュートリノの振動の発見」が受賞理由です。
大村智教授の人柄を報じている日本経済新聞によると、「研究を経営する」「資金がないから研究ができないというのは言い訳」「研究で世の中に貢献すれば、必ずまた研究費は入ってくる」と話し、社会に役立つ研究をいかに持続するかに心を砕いていたそうです。大村教授の研究は医薬品や農薬などで実用化され、寄生虫駆除やアフリカでの熱帯病の撲滅により、何億もの人や動物を病気から守ったとされます。
今日の日本においても、世界の未来を牽引する有益な研究が行われているはずです。多くの研究者を勇気づけ、鼓舞するニュースになったことと思います。
また、日本時間10月8日午後8時には、ノーベル文学賞の発表があります。果たして村上春樹氏の受賞となるか、個人的には大いに興味があります。 村上氏ご本人は毎年候補と騒ぎ立てられることについては、近著で「正直なところ、わりに迷惑です。」なんて述べているんですけどね・・・。
(con)
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