駿台国際教育センター 中学入試・高校入試コースでは
実際にコースで教えている各教科の講師から学習のアドバイスを聞き、
皆さんにお届けしています。
第3回は英語です。テーマは「英文法学習の大切さ」です。
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英文法に関するPop Quiz です。
次の5問にチャレンジしてみてください。
1. If I call Shoko at her office once more, I ( ) her ten times today.
A) have called B) will have called C) will call D) called
2. It’s about time you ( ) to bed.
A) go B) went C) will go D) have gone
3. Romeo, ( ) that Juliet was dead, decided to commit suicide.
A) believing B) believed C) to believe D) to have believed
4. The year 2016’s fashions are very different from ( ) of 2015.
A) one B) ones C) that D) those
5. My grandfather had our gate ( ) green this time.
A) paint B) painting C) painted D) to be painted
この問題を見て、
一般の大学入試の問題(いわゆる受験英語)だと思った方も多いと思います。
しかし実はこれは都内のある中学の帰国生入試の問題の一部です。
中学受験をする人にとっては目指してほしいレベルですし、
もちろん高校受験を目指す人にもできてほしい問題です。
正解は次の通りです。
1は未来完了形で B) will have called
2は仮定法過去で B) went
3は同時を表す分詞構文で A) believing
4は The year 2016's fashions に対応する代名詞で D) those
5は have A done「Aを~させる」という使役の構文で C) painted
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帰国生入試の英語問題というと
リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの4技能を重視して
英文法は重視されないと思われがちですが、
実はレベルの高い学校の入試ほど高度な英文法の知識を要求してきます。
インターナショナルスクールや現地校で勉強してきた方の中には
英文法は感覚的に身に付けているだけ、という方もいらっしゃいますが、
受験勉強の際に正確な英文法を身に付けておくと、
受験だけでなく、将来、4技能の向上にも間違いなく役に立ちます。
これまで英文法をおろそかにしてきたという方は
ぜひこれを機会に英文法の大切さを見直して
学習に力を入れてみてください。
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上の5問のような問題は、
駿台の問題集「新・英文法頻出問題演習 〈新装版〉PARTⅠ 文法篇」
にも掲載されています。興味を持たれた方はぜひ参考にしてみてください。
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ym