英語の授業中によくある会話です。
「君はどの辞書を使ってるの?」「え? フツーに電子辞書です」
どうやら多くの生徒は、自分がどんな辞書を使っているのか知らない、というか意識すらしていないようなのです。
言うまでもなく辞書にはそれぞれに特徴があります。例えば、電子辞書に入っている代表的な英和辞典はジーニアス、英語に力点をおいたものだとリーダーズも入っていたりします。しかし、このジーニアスとリーダーズ、辞書としての狙いがまったく異なるので、それを知らないで「適当に」使っていると、宝の持ち腐れということになりかねません。
ジーニアスは学習英和辞典なので文法・語法の説明が詳しいのに対し、リーダーズは一般向けなので文法は省いてとにかく語数の多いのが魅力です。中高生がリーダーズを使っていると、ほしい情報が全然手に入らないということにもなりかねません。
ここでは深入りしませんが、英英辞典でも国語辞典でも同じことです。それぞれの辞書の特徴を上手につかんで利用したいですね。