この本、同僚が教えてくれたんですが、
知り合いが出した本なんですよ。
小学校の校長経験者が
校長時代に取り組んだことに
ついて書かれたもので、
即読みしました。
率直な感想は、
校長って、こういうことを
するのが仕事なんだよね?
だからわざわざ本にするようなことは
してないんじゃないか?ということ。
そして、自分が在籍していた職場を
「学力底辺校」っていう言葉で
言い放つ冷淡さを感じました。
この本を手に取った、「学力底辺校」の
子どもたち、現場で働く教職員は
過去に自分たちと一緒に
笑い合っていた(と思っていた)
元の校長が言い放ったこの言葉を
どう感じるでしょうか?
校長っていう仕事は
会社でいうと社長ですよね。
だから、職場の効率化や改善などの
取り組みをすることが仕事なわけで、
もっと斬新なアイデアで
現場に取り組んでいる校長を
私は知っています。
穿った言い方をすると、
校長の在籍期間中に
いろいろな改革をして、
こういう本を出すこと自体が
あらかじめ、決められて
いたんじゃないかと感じますね。
ま、もっと言えば、
この程度のことが本になるくらい、
現場は立ち遅れていて、
この方が校長になる以前の
管理職の面々は、一体
何をされていたんだろう、と
感じずにはいられません。
そういう意味では、善し悪しはともかく、
一石を投じてくれたことは
評価できるのではないか、と思います。