ショートシナリオの館

ボケに抵抗するため、日常生活の中から思いつくままに書いています。月2回・月曜日の投稿を目指します。

河童の怪

2012-08-13 18:40:50 | 日記



ポン吉:お~い、早く来てくれ。変な生き物が苦しんでいるよ。

ミミ :近づかない方がいいんじゃない。ネェ、コン太さん。

コン太:僕もそう思うよ。何か悪いことが起きそうな予感がするな。

ポン吉:何言ってんだ。苦しそうに泣いているんだぞ。助けない訳にはいかないだろう。
    君は一体誰なの?

川太郎:僕・・・カッパの川太郎・・・早く川まで連れてって・・・

ポン吉:川まで連れていけばいいんだね。

ミミ :でも、どうやって川まで連れていくの?汚いし、気持ち悪いよ。

コン太:川まで触らずに運ぶ方法はないかな。

ポン吉:いい考えがある。2本の太い木の枝と何かのツルと大きな葉を探して、担架を
    作るんだ。そしたら触らずに運べるよ。

川太郎:クックッ苦しい。水をくれ。早く川まで・・・(ガクッ)

コン太:大変だ。死んじゃうかもしれない。早く担架を作ろう。ミミは持っている
    水筒の水を飲ませてね。

ミミ :分かった。ほら、口を開けて!

ポン吉:ダメだよ。動かないから口を手で開けて流し込むんだ。僕たちは担架を作る
    ので手伝えないぞ。頼むよ、ミミ。

ミミ :やだな。でもやる。この小枝を使って口を開ければいいんだ。
    やるわよ。さあ、飲んで!キャ~、腕が動いて水筒が顔の上に落ちた。

川太郎:水だ!水だ!口よりも頭を濡らしてくれ!頼む。

ミミ :分かった。頭の禿げているところにひびが入って痛そう。そこを濡らせばいい
    のね。

川太郎:あ~、少し楽になった。でも、水が少ない。もっと欲しいよ。

ミミ :ゴメン、これしかないの。担架はまだできないのかな~。

ポン吉:待たせたね、できたよ。川太郎君、この担架に乗ってね。背中にあるのは甲羅
    かな?コン太、甲羅に手をかけて担架に乗せるぞ。ヨイショ、 
    コン太、しっかり持ってくれ。転ぶなよ。

コン太:ヨイショ、まかしとけ。エッサ、ホイサ。エッサ、ホイサ、
    あれ?これは猿のエン坊の掛け声だな。まっ、いいか!

コン太:川が見えたぞ。川太郎君、もうすぐだ。頑張れ!

ポン吉:川に着いたぞ。どうしたらいいんだい。

川太郎:早く川の中に放り投げてくれ。そしたら、元気になれるんだ。

ポン吉、コン太:よし、担架ごと放り投げるぞ。え~い!(ドボ~ン!ブクブク!)

ミミ :川太郎さんが川から浮かんでこないわ。溺れて死んじゃったのかな。

全員 :川太郎ク~ン。どこに行ったの?

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川太郎:みんなありがとう。三人は命の恩人だ。

ミミ :わあ~、ビックリした。急に後ろから声が聞こえた。

コン太:驚かすなよ、腰が抜けそうになったよ。あれ~、ずいぶんキレイになって、
    さっきの姿と全然ちがうね。本当に川太郎君なの。

川太郎:これが本当の僕の姿だよ。川へ戻る道を間違えて水のない場所を長く歩いた
    から、脱水症になってしまったんだ。助けてくれて、本当にありがとう!
    お礼に君たちの望みをひとつずつ叶えてあげるよ。何でも言ってみて。

ポン吉:そうだな~、僕は野球でホームランを打ったことがないから打ちたいナ。

コン太:僕はテストで80点以上取ったことがないから、80点の答案用紙が見たいナ。

ミミ ::私は・・・私は、自分のお部屋が欲しいの。でも絶対ムリよね。

川太郎:よくわかった。みんなの夢が叶えられるように応援しよう。
    でも、約束して欲しいことがある。みんなの夢が叶うまで、僕の事も、
    今日の出来事も誰にも話さないで欲しいんだ。約束してくれるね。

全員 :約束する。誰にも言わないよ。

川太郎:それではお別れだ。もう二度と会うことはないと思うけど、皆の事は忘れない
    よ。本当にありがとう。さようなら。・・・(ドボン)

ミミ :さようなら。行っちゃった。私たちも帰りましょう。

ポン吉:カッパって変な生き物だけど、良いヤツでよかったね。

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コン太:ポン吉、嬉しそうだね。何か良いことがあったの?僕も良いことがあったんだ。

ポン吉:ヘッヘッヘ。ホームランを打ったんだよ。二塁打を打ったら、悪送球があって、
    三塁に行ったんだ。そこでまた、悪送球があって本塁を踏んだんだ。
    ランニングホームランさ。初めてのホームランで嬉しくて、コン太に話しに
    きたんだ。コン太の良いことってなに?

コン太:テストで85点を取って先生に褒められたんだ。クラスで一番の点数だぞ。
    川太郎君が応援すると言ったから、80点採れるかもしれないと思って、
    一生懸命勉強したんだよ。

ミミ :二人で何を話してるの?ネェ、聞いて。私、自分の部屋が持てるのよ。
    お父さんが新しいお家を作るから、ミミの部屋も作ってあげると言ってくれ
    たの。うれしい!

ポン吉:「望みをひとつ叶えてあげる」という川太郎君の言葉が全部実現したね。

コン太:ネェ。長老に話しに行こうよ。初めて見たカッパのことをもっと知りたく
    なったよ。

ポン吉:長老なら何でも知ってるし、もう夢が叶ったから誰かに話してもいいんだよね。

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全員 :長老、こんにちは。

ポン吉:今日は川に住んでいるカッパのことについて聞きに来たよ。

長老 :仲良し三人組だな。川に住むカッパだって?誰から聞いたのかな。
    カッパはね、人間が作った伝説や古い民話に出てくる生き物で、頭はお皿の
    ように丸く禿げていて、背中には亀のような甲羅をもっていると言われてい
    るね。でも実際にはいないんだよ。想像上の生き物で、誰も見たことがない
    んだ。水辺に住んでいて、人間の子どもの足を引っ張って、川の中に引きず
    り込む悪い奴だとか、たちの悪いイタズラをするという話が多いね。

ポン吉:僕たちはそのカッパに会ったんだよ。そして命を助けたんだ。本当だよ。
    そしたら、夢を叶えてあげると言ってくれて、本当にその夢が実現したんだ。
    カッパは良いヤツだったよ。

長老 :ハッハッハ。そんなはずはないぞ。誰かに騙されているんじゃよ。
    この世の中にいない生き物なんだぞ。みんな、しっかりしろよ。
    夢の実現だって、偶然じゃろ。

コン太:長老は僕たちの話をぜんぜん信用していないな。

ミミ :ウン、いくら話しても信用してくれそうもないわね。今日は帰ろうよ。

全員 :長老、また来ますね。さようなら。

ポン吉:また、川太郎に会いたいね。僕たち本当に助けたんだよね。間違いないよね。

コン太:でも、長老はカッパが想像上の生き物で、皆は騙されていると言うし,
    自信が無くなってきたな。

ミミ :私もよ。あれは夢だったのかな。長老は今まで間違ったことを言ったことがな
    いから、長老からあんなふうに言われると自信がなくなってくるわ。

ポン吉:他の人に言っても信用してもらえないから、やっぱり僕たちだけの秘密に
    しようね。

コン太、ミミ:分かった。秘密にしよう。

ポン吉:今度は元気な川太郎君に会いたいナ~。

天空の楽園「伊吹山頂・お花畑」

2012-08-09 08:36:18 | 日記


琵琶湖が見える天空の楽園   クガイソウ


妻:伊吹山の山頂駐車場に到着!県境にある山だから、ドライブウェイの途中で岐阜県
  側になったり滋賀県側になったりで、めまぐるしかったわね。
  車のドアを開けるわよ。ヒャ~、涼しい。
  下界はすでに33度を超えていたから別世界ね。これから歩くお花畑が楽しみだ
  わ。

夫:途中でイヌワシの撮影に挑戦している人をたくさん見かけたね。あのロケーション
  でイヌワシを撮影出来たら、その写真は宝物になるだろうな。

妻:立派な望遠レンズが並んでいたわ。でも花の撮影隊も負けていないようよ。
  登山道を見て!カメラマン、カメラ女子がいっぱい。
  この山は高山植物の名所だから当然よね。さあ、行きましょう。

夫:ここは琵琶湖国定公園特別保護区だって書いてあるよ。伊吹山は1377メートル、
  山頂一帯のお花畑には、たくさんの高山植物や亜高山植物が見られるんだ。
  さっそく、花たちのお出迎えだよ。図鑑を見ながら鑑賞しよう。

妻:ピンクはシモツケソウ、黄色はメタカラコウ、紫はクガイソウ、白いシシウドと
  オオバギボウシ。メタカラコウの黄色の大きな穂が一斉に開花する様子は伊吹山
  独特のもので他の山には見られないと書いてある。
  こんなに色とりどりの草花に囲まれては、何に注目したらいいか迷ってしまうわ。

夫:僕は淡いピンクのイブキフウロ、これからあたり一面をピンクに染めるシモツケソ
  ウや首を傾げたようで愛嬌のあるクガイソウが好きだね。

妻:クガイソウに似ているルリトラノオは日本では伊吹山にしか自生していないそうよ。
  クガイソウは葉が輪生で、一つの茎に一つの花穂しか付けないけど、ルリトラノ
  オは葉が対性で一つの茎に三つほどの花穂を付けることが多いので区別できる
  わ。それに、開花時期はクガイソウの方が早いの。今の時期はクガイソウよ。
  ここにはイブキトラノオ・イブキジャコウソウなどイブキの名を付けた植物がい
  くつかあるわね。
  ところで、頂上にヤマトタケルの像があるのはなぜ?

夫:伊吹山の神と戦って負けて、病にかかった彼はその後、近くの清水でいったん回復
  したけれど、伊勢に向う途中で亡くなったと聞いたことがある。
  もしかしたらこの石像は伊勢の方角を向いているのかもしれないね。

妻:それにしても、ここは爽やかな風が心地よくて別天地ね。いつまでも居たいわ。

夫:でも、そろそろ下りようよ。
  実は駐車場の近くにアサギマダラが集まる場所があるんだ。きっと飛んでいると
  思うから見に行こうよ。それにもう一カ所、立ち寄りたい場所があるからね。

妻:アサギマダラは日本で唯一の海を渡る「渡り蝶」ね。伊吹の花とアサギマダラは写
  真に残したいわ。名残惜しいけど下山しましょう。アサギマダラ、いるかな~?

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夫:アサギマダラを見つけたぞ。ここにも、そしてあそこにもいる。

妻:さっき花の写真をいっぱい撮ったから、メモリー残量が心配だな。来た!チャンス。
  パチリ、パチリ。もう、メモリーの事なんて考えるのは止~めた。パチリ、パチリ。

夫:いい写真が撮れたらパソコンの壁紙に使おうよ。もう一つ紹介したいのは薬草湯だ
  よ。
  織田信長がポルトガルの宣教師に命じてヨーロッパから3,000種類もの薬草を移
  植させて、この地に大きな薬草園を作ったそうだよ。
  伊吹山には昔から薬草がたくさん自生していたけれど、新しい物好きの信長らしい
  エピソードだね。

妻:そういえば「ヨモギには黒色火薬の原料の一部となる硝酸が含まれている」と聞いた
  ことがあるわ。信長の事だから薬効だけでなく、鉄砲の火薬として目をつけてたか
  もね。

夫:結構、するどい見方をするね~。
  さてと、その薬草をふんだんに使った日帰り湯の施設があるから、帰りに立ち
  寄って汗を流そうや。

妻:賛成。まだ下界は暑いんだろうな。それを思うともう少しここにいたいけど、薬草
  湯も魅力あるから帰りましょう。ヨモギやクガイソウも入ってるのかしら?



本場・郡上踊り

2012-08-06 08:36:01 | 日記


2012年踊り日程表    宗祇水

夫:今年も郡上八幡まで踊りに来てしまったね。今回は郡上踊りと郡上の町を紹介し
  ようと思うので、付き合ってくれないか?

妻:いいわよ。踊りと町のどちらを先に紹介するの?

夫:まずは郡上踊りを育んだ郡上八幡の町を案内しようよ。

妻:最初は山の上にある郡上八幡城。ここから町を見下ろすと町全体が「魚」の形に
  見えるのよ。知ってた?次は「水」ね。町のあちこちにきれいな水が流れてい
  て、水飲み場がたくさんあるわ。
  特に日本名水百選第一号に選ばれた宗祇水は有名ね。

夫:どんどん出てくるね。僕のいち押しは鮎釣りで有名な吉田川。解禁になると太公
  望で賑わうよ。次は昔の風情が残る職人町。鍛冶屋町では軒下に下がる消火用
  のバケツが印象的だ。江戸時代の名残りで町屋の家々の壁はくっ付きあって、
  軒の間には「袖うだつ」がある。美濃市の「うだつ」ほど立派ではないけどね。

妻:お寺が多いのも特徴のひとつね。そして路地歩きがいいわ。「やなかの小路」は
  いい雰囲気だし、「いがわの小路」は魚がいっぱい。特に「やなかソフト」は
  濃厚でおいしいからお薦めね。食品サンプル工房も手作り体験ができて楽しい
  わ。

夫:この町は下駄の音が本当に似合うよ。それに、にわか雨によく出くわすのも山あい
  の街特有の現象だね。そろそろ、郡上踊りの話に移ろうか?

妻:7月下旬から9月上旬までの33夜にわたって、ひと夏を踊り通す日本一ロングラン
  の盆踊りが「郡上踊り」で、8月13日からの4夜は明け方まで踊り続ける徹夜お
  どり(盂蘭盆会)として有名ね。
  私たちも数年前に体験したけれど、あの人混みはすごいわ。

夫:♪郡上のナ~八幡出てゆく時は、雨も降らぬに袖しぼる♪
   江戸時代に領民の融和を目的に、藩内の村々で踊られていた盆踊りを城下に集
   め、奨励したのが起源と言われている。観光客と地元の人が一つの輪になって
   踊るという楽しさがこんなにたくさんの人を呼ぶんだろうね。

妻:曲目も10種類で、アップテンポなものからスローなものまであるし、長時間踊るの
  にも耐えられるように、踊りの順番が工夫されているように思うわ。
  だから、郡上踊りは「見る踊りではなく、参加する踊り」と言われるのね。
  お囃子と下駄の音そして川のせせらぎが山にこだまする夏の夜の風情を、皆さん
  にぜひ体験してもらいたいわ。旧庁舎記念館前では、踊りながらライトアップさ
  れたお城が見えるのも何だかイイ感じよ。

夫:郡上八幡の歴史にも触れたいな。やはり映画にもなった宝暦5年(1755年)の郡上
  一揆の話は外せない。そして街の中を水路が走っているのも街全体を焦土と化し
  た大火の影響だ。生活用水と防火の目的で作られたものだね。
  前に書いたけど、東京都港区・青山の地名は明治まで7代続いた青山家の江戸屋
  敷があった名残りだ。幕末には43人の若者を白虎隊に送りこんでいる。

妻:悲しい歴史を持たない街はないけれど、この郡上踊りは33夜の内、ほとんどが
  ~水神祭・~地蔵祭・~天王祭など、供養を目的とした縁日踊りであることを
  しっかり認識しておきたいわね。

夫:来年もまた来ることができるといいな。

キレそうでキレない ≪パート 2≫

2012-08-02 07:53:52 | 日記



第1話:切れそうで切れない「テニスラケットのガット」

私は20年以上のテニス愛好家でした。今は卒業しましたがテニスラケットはいっぱい

持っています。そして、捨てることができずに、押し入れの奥に今も仕舞いこんであり

ます。

私はスピンをかけたショットを打つのでよくガットが切れました。そのたびに張り直す

のですが、ガット代金がばかになりませんでした。ある試合会場での出来事です。

ラリーを続けている時、少しずつ打球音が変化していることに気が付きました。

ガットを爪でずらして見ると交差する点のガットが削れて細くなっていました。普通

なら予備のラケットと交換するのですが、この半分削れガットのラケットでボールを

打つと、相手のコートに着地後、微妙な変化をするようで、相手が打ちかえにくそう

に感じました。

「よし、このガットが切れるまでやってみよう」と考え、そのまま勝負に挑みました。

その後、溝は広がり一打毎にガットのズレも大きくなりましたが、相手のミスショット

も大きくなり私は優位になりました。

私は「このまま行け!切れるなよ!」と祈る気持ちで打ちました。サーブはスライスで

打つのですが、この変化も大きくなり、エースがとれるようになりました。

この日、切れそうで切れないガットは最後まで切れずに私は勝利しました。そして試合

終了後、相手の選手と握手した時です。「プツ、プツ」と複数回の音が聞こえました。

複数カ所が一度に切れたようです。

試合中に切れなかった幸運に感謝しました。今でもあの時の事を覚えています。

私を勝たせてくれた「切れそうで切れないガット」でした。そのままにしておくと、

ラケットがゆがむので、急いでガットの張り替えを依頼しました。
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第2話:切れそうで切れない「山頂の雲」

 私は車でふもとまで行くお手軽山歩きによく行きます。特に上高地はお気に入りで、

乗合バスに乗り大正池で下りて、河童橋までのハイキングは起伏もなく山野草を観賞

しつつ、山のさわやかな風を受けて歩けるので、皆さんにお勧めです。

ある年、大正池で下りた私たち家族はあいにくの雨中ハイキングとなりました。強い

雨ではありませんでしたが、間断なく降り、天気予報も一日雨の予報でした。

 でもカッパを着て、傘をさして歩き始めてしばらくしたら雨が小降りになり、河童橋

までの中間点にある田代池ではすっかり上がってくれました。

河童橋からの穂高連邦の眺めに期待を持たせる天候になったのです。梓川沿いに歩い

て行くと、穂高連邦の山並みが迎えてくれますが、山頂は雲で見ることができません。

でも雲の流れが速かったので、河童橋での青空の期待感は膨らみました。

しかし、河童橋に到着しても雲は山頂部分だけ残ってどいてくれません。雲の流れはあ

るので雲の切れ目があるだろうとカメラを構えてシャッターチャンスを待ちました。

雲の流れを読む目と自由奔放な雲の流れとの真剣勝負です。「雲が切れそうだ!」

「アッ。ダメだ!」の壮絶バトルの始まりです。

「切れそうで切れない山頂の雲」との闘は2時間を超えましたが、時間切れで私の完敗

でした。一度も山頂を見ることなく帰ることになったのです。

雲が切れそうな、思わせぶりな瞬間は多々あったのですが残念でした。

長い闘いの成果として山頂に雲がかかった写真が約100枚私の手元に残りました。

私は雲に遊ばれたのでしょうね。