すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

受難の季節

2007-07-21 23:36:35 | ひとりごと
 最近、父の調子が悪い。だいたい病人のいい季節は短い。寒い季節は駄目、暑い季節も駄目。調子がいいのは春先と秋口くらいのものだ。
 熱があるわけでもない、血圧も範囲内。しかし、何しろ食欲がない。ここ5日ほどほとんど食べられない。スープを飲んだりして、何とかしのいでいる。
 食べてくれさえすれば、体力がつくと思うのだが、食べないのに下痢をしたりするから、ますます体力が減退して、ひどく辛そうだ。
 こういう事は何度かあって、これまでもそれを乗り越えてきた。だから早くこの受難の季節が過ぎれば・・・と思う。ただ、年齢も上がって体力も落ちているし、気がかりである。
 今日も親友が、父の好物の「うに」を探し回って届けてくれた。しかし、食べられない。ありがたい・・・という思いだけは薬にはなったようだが。
 年寄り・・・病人を連れていると、食欲と排便とばかり心配するようになる。何か少しでも多く食べられた日は幸せで、ちゃんと普通の排便があった日も幸せだ。
 どうか、明日はご飯が食べられますように。下痢が止まりますように。
コメント (4)
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