すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

テキトーな・・・

2008-07-27 22:41:19 | うちのキヨちゃん
 うちのキヨちゃんは、名前を覚えるのが苦手である。苦手というより、覚える気がない。だいたい自分の雰囲気で覚えている。
 例えば、あれほど社会現象になった「ヨン様」。フルネームを知らなくても、あれだけ露出があれば覚えそうな物だが、
 「綺麗な人」
が呼び名である。
 当然綺麗な人がいれば、その逆もあるわけで、その場合は気の毒である。
 うちは格別大相撲好きというわけではないが、休みの日などちょうど時間的に家族で見ることが多い。だから、自然と詳しくなるのだがキヨちゃんが名前を言えるのは「千代大海」だけである。しかも「ちよさいかい」といいかげんに覚えている。
 「朝青龍」は「あの強い人」であり、「白鵬」は「嫁さんが徳島の人」、「琴欧洲」は「あの外国の人」である。(彼女にとっては見るからに外人が外人)
 こんな覚え方でも、家族揃って今場所も見ていた。数日前、「白鵬」がほぼ優勝を手中にしていたので、大相撲を見ながら我が家ではこんな会話が交わされた。
 「もう、優勝決まりそうじゃなあ。」
 「おお、そうじゃなあ。」
 「あんまり早く決まったら、千秋楽までの楽しみないでなあ。」
そんな話をしていたら、キヨちゃんが話に入ってきた。
 「ほんで?ヤワラちゃんは勝っとん?」
・・・・。テ、テキトーな。ヤワラちゃんは関取じゃないですから。


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コメント (5)
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