すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

春の雪

2009-03-03 21:33:00 | ひとりごと
 今朝目覚めると雪が降っていた。梅は見頃で、桜も膨らんできたのに雪である。さすがに今の雪なので、積もるほどではなかったけれど、それでも祖谷から来たのかすれ違う車には、雪の降り積もったものもあった。昼からは雨になったが、寒い一日だった。
 仕事を終えて帰ろうかな・・・というところに、担当さんの家族から電話。とにかくパニックになっている様子だったので家に向かった。担当さんは普段は独居である。認知症状が出ているので、食事と服薬確認のためにヘルパーが行っている。お風呂も最近は入れていない様子だったが、風呂は夜でないと入らないと言い、介助などさせてはくれない。娘さんが戻ったときにでも入れて貰うしかないと話し合っていたところだ。
 ところが行ってみると、風呂に入れようと服を脱がせると手のひらほどの幅で背中から胸にかけて半分近く、皮膚にただれがある。浸出液や血で下着が張り付いている状態だった。先週ご自分で洗濯して干していた下着はしみもなかったので、ここ一週間以内のことだろう。
 とにかく主治医に電話してもらう。明日受診が決まったが患部を清潔にするためにシャワー欲だけして来いとの話だった。娘さんだけでは誘導に大変そうなので、介助を手伝った。中にはいり娘さんに介助して貰おうとすると
 「どうしていいか分からない。」
と困惑する。本来出来ないし、するべきでもないのだろうが放ってもおけず、結局シャワー浴して戻った。
 家に帰ると布団の中で丸くなっていたくろべえが飛び出してきた。
 「先にお風呂に入れて!」
私もとにかくお風呂に直行した。
 部屋に戻るとくろべえは膝に乗り、友人と電話する私の口元にニャーニャーと割り込んでは頭をすり寄せた。お陰でくろべえはぬくぬくだが、不意打ちをくらった私は靴下も履けず寒い思いをする。
 明日のお天気はどうだろう。ちょっと、いややりたいことがたくさんあるのだけれど・・・。暖かい日だといいな。

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コメント (3)
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