父の事をいつまでも小さな弟として心配し続けた父の姉は、齢90を過ぎても元気な人だったが、ここ1~2年でかなり認知症状が進んだ。
父が四輪車で行った時も一緒にお参りできたし、一緒に山にも連れて行った。しかし、父の死を受け入れることは出来なかった。
毎回父を心配し
「早ぅ帰れ。父ちゃん頼む。」
そう言っては泣く。そしてある時は父の死を思い出しては泣く。
苦労のし通しの人だった。けれどいつでも
「ありがたい。幸せだ。」
としか言わない人だった。その反動なのか、今は哀しみが押し寄せている。
父の死を受け入れられないなら、そのままにしておこうと思い、思いだした時は思いだしたように合わせていた。
その叔母が父に会いたい、あるいは父の墓前に参りたいと毎日言っているという。
「連れてきて、参らせてあげたら納得するんじゃないか。」
母はそういう。どうしてあげればいいのだろう。新たな哀しみを増やすことにはならないだろうか。
2009/9/6の記事
父が四輪車で行った時も一緒にお参りできたし、一緒に山にも連れて行った。しかし、父の死を受け入れることは出来なかった。
毎回父を心配し
「早ぅ帰れ。父ちゃん頼む。」
そう言っては泣く。そしてある時は父の死を思い出しては泣く。
苦労のし通しの人だった。けれどいつでも
「ありがたい。幸せだ。」
としか言わない人だった。その反動なのか、今は哀しみが押し寄せている。
父の死を受け入れられないなら、そのままにしておこうと思い、思いだした時は思いだしたように合わせていた。
その叔母が父に会いたい、あるいは父の墓前に参りたいと毎日言っているという。
「連れてきて、参らせてあげたら納得するんじゃないか。」
母はそういう。どうしてあげればいいのだろう。新たな哀しみを増やすことにはならないだろうか。
2009/9/6の記事