すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

ピンク余命3日の宣告

2010-03-27 21:36:09 | ひとりごと
 昨日院長から治療について話があった。ひ孫が行ったが歳若い彼を家長とは思わなかったらしく、私に同席を求めた。告げられた余命は3日。IVHもリスクがあるだけで「意味がない」と言った。
 「いいですね。」
私に同意を求めたので
「私は家のものではないので・・・。」
と言うと驚き、家計図を見て
 「そっか、97歳ともなると先立つ人もいて、ひ孫さんに責任がいったりするのね。」
と話した。
 彼の祖父は癌で早くに他界し、父は働き盛りに病気で他界した。だから年若い彼が家長なのだ。
 覚悟もしていたが、実際に期限を切られると涙が出た。大阪のおばも今一度会いたいと帰郷を決めた。
 それでも状態はあまり変わらない。昨日は目で追うようなこともあったが、今日は何かを映しているようには見えなかった。ただ昨日33度台だった体温は35度台に上がっていた。
 朝、携帯を持ったままキヨちゃんと肥料を運んだ。リュウも山に行ってご機嫌だった。久しぶりのお天気で、布団やコタツ布団など沢山干した。キヨちゃんは畑から戻ったらひとりで片付けるから、ばあやんの所に行っていいと言ったが、あまりに量が多くひとりでは大変であるし、もしばあやんに何かがあった場合、取るものもとらずに走ることになる。
 電話を入れて状態を確認。安定しているのを聞き、掃除をすませちょとだけ草むしりをして、とにかくある程度のものは片付けて出かけた。
 97歳、毎日たくさんの見舞い客や付き添いが来るのでたぶん病院側は迷惑だろう。あからさまに嫌味を言う看護師もいたらしいが、おおむね大目に見てくれている。大阪のおばも到着した。昨日と違い、反応がないのでどこまで分かっているか分からない。おばの方も目が見えないので、せめて声や手足の動きがあれば確認できるのだが。
 明日は私も仕事。出来るときに集中してがんばろう。

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コメント (2)
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