すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

弱り目に・・・

2011-08-03 21:50:43 | ひとりごと
 昨日お父様の告別式を終えた彼女から、ついさっき電話があった。ひとりになって、心細くなったのかな・・・と
 「大丈夫?」
と声をかけた。
 しばしあって、
 「母ちゃんが・・・こけた(転倒した)。」
・・・!!
 お母様は老人保健施設に入所している。もともと二人とも在宅介護していたが、仕事をしながら要介護4や5の両親を看るのは大変で、ようやく順番が来てお母様が先に入所していたのだ。そのお母様が一人で車椅子でトイレに行って、転倒したらしい。叱られると思ったのか内緒にしていたが、夜になって足が腫れてきて職員に気づかれた。
 「私もうどうしていいか分からん。泣きたい・・・。」
 かける言葉も無かった。もし骨折となれば入院だろう。付き添いは出来ない。そして、入院となれば、老健は出なければならない。待機者として退院時優先的に配慮はしてくれるだろうが、待っている人は多いのでベッドを開けておいてはくれない。
 そしてもうひとつ・・・。お父様の事を内緒にしているのに、言うタイミングをこれから思案しようとしている所だったのに、こんな事態になれば言わなくてはならないようになるかもしれない。
 「父ちゃんが連れて行こうとしたんじゃないかって・・・。」
 「大丈夫じゃよ。ほんなことないけん。」
 大丈夫だろうか・・・。お母様も彼女も・・・。

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コメント (4)
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