すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

おばちゃんにナンパされる???

2011-08-28 20:53:57 | うちのキヨちゃん
 毎月希望公休は2回までは選べる。自分の用事の時もあるが、キヨちゃんの用事の場合もある。そして、すべての休みが決まったら、当然、それ以外の休みも当てにされる。だから余程変えられない用事は、カレンダーにしっかりと書き込むことにしている。
 しかし、今日は書き込むほどの用事ではなかったが、約束があったので数日前からキヨちゃんには伝えていた。それなのに、どうしても自分勝手に予定する。まず、榊とハナシバを取りに行く。キヨちゃんは1時間ほど草刈り。その間に準備して一緒に買い物に出る。
 約束の時間を相手に伝えたいが、キヨちゃんの草刈り次第なのでイライラしながら待った。ようやく帰ってきたと思ったら、なかなか出かけるようではないので
 「人と会わないかんけん、早うしてや。相手に何時に行くか電話せないかんけん。」
そう言うと
 「お前が段取り悪うて、相手と約束できてないいんじゃないか。」
など言う。ちゃうやろ、おまはんの出かける時間が分からないから電話出来ないんだろ。
 「あーあー、一生懸命仕事して、怒られてあわんわ!」
 そう言ってどくれる(拗ねる)キヨちゃんと大急ぎで出かける。待ち合わせする人は代理の方なので、顔をお互いに知らない。待ち合わせの場所で座っていると、知らないおば様が隣に座った。おば様は失礼か、少し「お姉さま」。
 「暑いなあ。」
 おば様、いえ、少しお姉さまという人種はすぐ知らない人にでも話が出来る。
 「この前なあ、自転車ぶつけられて首を痛めたんよ。ほんで、逃げられたんよ。」
 「まあ、それは災難でしたね。」
そこへ違うお婆様が登場。隣に妊婦さんや足腰の弱い人用に少し高めの椅子があり、そこに座ったが、お婆様の背が低く足が浮いてしまう。これでは立ち上がりにくいだろうと
 「代わりましょうか。」
と声をかけた。
 「まあ、優しい。」
 「こんな子を嫁にしたら大事にしてもらえるでよ。」
 「ほんまじゃなあ。」
 ふたりのお姉さまとおばあ様は勝手に盛り上がる。勿論お世辞だが、そこで話が終わらないのがおば様パワー。
 「で、あんたは娘さん(独身)?家はどこ?」
・・・・。
 ほどなく、待ち合わせの相手が来たので話は終わった。ナンパされよったわ。
 帰ってからまだまだあるブルーベリーを収穫。


 つぶつぶ(種)が入れ歯に痛いというキヨちゃんのために、ミキサーして裏ごしして煮込んだらこんなに少なく。



 どくれるキヨちゃんに、まあ何て優しい娘・・・と、誰も言わないからひとりごちる。なのに登場したキヨちゃんにコンロの使い方がなってないと叱られる。私がどくれてちゃる!!


にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする