すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

今日が本当の春一番らしい・・・

2015-02-22 22:14:01 | うちのキヨちゃん
 昨日凄い風だったのでてっきり春一番かと思ったが、今日が本当の春一番だったらしい。昨夜もかなり風が吹いたが今日も風の強い日で、庭用のリュウの小屋も横倒しになっていた。
 くりりんもお休みだし、お天気も悪いしで、朝は1時間朝寝坊した。それから、キヨちゃんに無理な掃除機がけをしてざっくりではあるが雑巾がけもした。
 親友ナースに遅れ馳せのお土産を届けてから、くりりんと買い物に。本当はキヨちゃんも行きたいと言っていたのだが、お天気が悪いのと私が通勤用の靴や仕事用の靴を買う予定もあったので留守番となった。
 行く前にキヨちゃんが買い物メモをくれ(奇跡的に今日はすべて読める)、
 「財布から1万円持って行って。ほんでも、支払いがあるけん、5千円は持って帰ってきてくれ。」
と言う。それならと、
 「ほな、5千円私の財布から母さんの財布に入れとくわ。」
と言うと、
 「いやいや、買い物するのに無かったら困るだろうけん、1万円持って行って。」
と言う。
 「ほんでも5千円残すんだろう?」
 「うん。」
 「ほな、5千円買い物に持って行ったらええんだろ?」
 こんな頓珍漢なやりとりがしばし続く。まあ、いつものことである。きっと買い物に米などもあるので、5千円じゃあ心もとないと思ったのだろうが、使っちゃいけないのだから同じである。
 さて、買い物に出て、私の靴はちゃちゃっと決めるつもりがなかなか決まらず。予算では思っていたよりははるかに安い靴を購入。気に入ったいいものがあれば、もう少し出したいところだが、まあまあの感じにはあまり出せない。
 くりりんは携帯を機種変する予定で相談に。現時点で在庫が無く今日は換えられず。
 お昼はリーズナブルな中華屋さんに。

*くりりんの牛ローススタミナランチ。

*私は八宝菜ランチ。

 多すぎて食べきれず、炒飯の半分はくりりんに食べてもらった。
 戻ってから、大急ぎでジャガイモの皮をむきゆで始める。キヨちゃんと2軒訪問予定だったので、くりりんに鍋を任せて出掛けた。
 小雨の中、虹が出ていた。久しぶりに観た気がする。

      

 訪問先はキヨちゃんが会いたがっていた近所の98歳のお婆ちゃんの家と、親戚の家である。98歳のお婆ちゃんは多少病気もあるが、物忘れもなく自分で歩いておトイレにも行けるほどしっかりされている。キヨちゃんはお婆ちゃんに元気を貰いに行ったのだ。親戚では、キヨちゃんがイノシシと猿にやられてしまったので野菜を分けてもらった。どちらの家でも、先日の介護百人一首の話が出てありがたかった。
 戻ってから、くりりんにジャガイモをマッシュしてもらい、コロッケ作り。丸めるのを途中からキヨちゃんも手伝ってくれたが、
 「母ちゃんコロッケ作り方忘れた。」
と言う。コロッケ、肉じゃが、きんぴらごぼうはキヨちゃんの得意料理だった。コロッケは店のものより断然美味しい。それでも忘れてしまうのだな・・・と少し寂しくなる。
 勿論、キヨちゃんはまだ認知症があるわけでもないが、年齢とともにちょっとずつこういう風に忘れて行くのだろう。
 3人で作ったコロッケは、結構美味しかった。

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コメント (3)
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