16日は晴れて監査も終わって、その翌日の市民劇場となった。この日程で良かった。もし逆なら、気が気でなくて芝居なんか楽しめない。
朝出掛けは残念ながら雨だったが、降りはそれほど酷くはなかった。
まず着いてからすぐ「全国うまいもの市」の下見に行った。この日はそれがあるとは知らなかったのだが、最近お疲れのキヨちゃんに、
「何か美味しい物を買ってくるから、何も作らなくていい。」
と言い残してきたのだ。幸いうまいもの市があると知って、先に下見がてら何か食べ、それから芝居を観て帰りにちゃちゃっと買い物して帰ろうと言う算段だった。
雨も小雨で傘をさして信号待ちをしていると、一緒に行っていた友人が小声で、
「お兄さん、めっちゃティッシュ詰まっとる・・。」
と言った。言われるほうを観ると、信号待ちをしている車の中のお兄さんが、鼻炎なのかは知らないが、見事なほど長く八の字に広がったティッシュを、両方の鼻に差し込んだまま運転していた。あまりの衝撃的な映像にしばらくフリーズする。
さらにその後反対側から来たおじいちゃんドライバーは、何を思ったのか交差点でバックしはじめた。当然他の車にクラクションを鳴らされるので、困ったおじいさんは公園の歩道に乗り上げたのだ。
私たちはそのままその場を離れたので、その後どうなったかは知らないが、どちらも結構気になる行動だった。
さて、芝居は2部構成で1部では「歌舞伎」を入門編のように分かりやすく解説をしてくれるものだった。音楽や、立ち居振る舞いなどを面白おかしく解説してくれ、メイキングを観るようでとても楽しかった。特に女形の肩幅を小さく見せ、背を低く見せる方法や、娘、既婚者、老婆の仕草の違いなど、なるほど~と感心しながら観ていた。
「これだけで、今日の芝居終わりって言われても十分満足な気分。」
と友人も私も話していた。
そして第2部は本編「芝浜の皮財布」。筋が何となく分かるタイプの人情話だが、笑いもあってしみじみする良い話だ。
この舞台のお春役の山崎辰三郎さんは徳島出身とのことで、舞台を徳島で観ていて役者になったのだとおっしゃっていた。観ていて人が向こう側になる。芝居を好きで素人でもちょっとかじった者としては、何だかとても嬉しい気持ちだった。
芝居は両方でも1時間半の短いものだったので、思ったよりも早く買い物に行けた。下見もしていたので、それぞれ買い物し(私は豚の角煮とハタハタの一夜干し、イワシの一夜干し)、仕事帰りの車のラッシュに巻き込まれないように、17時までには高速道路に乗って帰った。
家に帰るとご飯だけ炊いてくれていたので、野菜と一緒に角煮を出した。とても柔らかだったので、キヨちゃんもしっかり食べられた。
でも・・・、もう1回うまいもの市行きたいなあ・・・。
ここをクリックしてお立ち寄りください。
朝出掛けは残念ながら雨だったが、降りはそれほど酷くはなかった。
まず着いてからすぐ「全国うまいもの市」の下見に行った。この日はそれがあるとは知らなかったのだが、最近お疲れのキヨちゃんに、
「何か美味しい物を買ってくるから、何も作らなくていい。」
と言い残してきたのだ。幸いうまいもの市があると知って、先に下見がてら何か食べ、それから芝居を観て帰りにちゃちゃっと買い物して帰ろうと言う算段だった。
雨も小雨で傘をさして信号待ちをしていると、一緒に行っていた友人が小声で、
「お兄さん、めっちゃティッシュ詰まっとる・・。」
と言った。言われるほうを観ると、信号待ちをしている車の中のお兄さんが、鼻炎なのかは知らないが、見事なほど長く八の字に広がったティッシュを、両方の鼻に差し込んだまま運転していた。あまりの衝撃的な映像にしばらくフリーズする。
さらにその後反対側から来たおじいちゃんドライバーは、何を思ったのか交差点でバックしはじめた。当然他の車にクラクションを鳴らされるので、困ったおじいさんは公園の歩道に乗り上げたのだ。
私たちはそのままその場を離れたので、その後どうなったかは知らないが、どちらも結構気になる行動だった。
さて、芝居は2部構成で1部では「歌舞伎」を入門編のように分かりやすく解説をしてくれるものだった。音楽や、立ち居振る舞いなどを面白おかしく解説してくれ、メイキングを観るようでとても楽しかった。特に女形の肩幅を小さく見せ、背を低く見せる方法や、娘、既婚者、老婆の仕草の違いなど、なるほど~と感心しながら観ていた。
「これだけで、今日の芝居終わりって言われても十分満足な気分。」
と友人も私も話していた。
そして第2部は本編「芝浜の皮財布」。筋が何となく分かるタイプの人情話だが、笑いもあってしみじみする良い話だ。
この舞台のお春役の山崎辰三郎さんは徳島出身とのことで、舞台を徳島で観ていて役者になったのだとおっしゃっていた。観ていて人が向こう側になる。芝居を好きで素人でもちょっとかじった者としては、何だかとても嬉しい気持ちだった。
芝居は両方でも1時間半の短いものだったので、思ったよりも早く買い物に行けた。下見もしていたので、それぞれ買い物し(私は豚の角煮とハタハタの一夜干し、イワシの一夜干し)、仕事帰りの車のラッシュに巻き込まれないように、17時までには高速道路に乗って帰った。
家に帰るとご飯だけ炊いてくれていたので、野菜と一緒に角煮を出した。とても柔らかだったので、キヨちゃんもしっかり食べられた。
でも・・・、もう1回うまいもの市行きたいなあ・・・。
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