すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

キヨちゃんのお節句

2019-03-03 20:50:30 | うちのキヨちゃん
 ここ最近、キヨちゃんの調子が悪い。体調はいいのだが、足腰の痛みが強いのだ。
 勿論、畑などをちょっと無理したと言うのもあるが、病気の症状が進んでいると言う気もする。
 そもそも、ちょうど私が入院していた頃、見舞いに来たキヨちゃんが歩けなくなって車椅子で登場した事がある。その時はすぐ治ったが、結局その後検査して手術することになったのだ。
 そう考えると進行性の病気だし、徐々に来ていてもおかしくは無い。手術したからって完治するものでもないのだし。
 さて、今日は「桃の節句」。
 「お節句だし、山菜おこわでも作ろうかな?」
とキヨちゃんはいつものように話していたが、どうにも億劫らしかった。
 朝は最近なかなか起きられない。やっと起きてきたら、準備して出したものはほぼ食べてくれるので、その点は安心だ。
 午前中に墓参りに行ったが、何とキヨちゃん車から降りず、
 「ここで拝むけん、頼む。」
と言う。父のお墓まできて行かないのは初めてだ。
 昼は昼で朝が遅かったので欲しくないと言う。なので、私だけ出掛ける都合もあって一人で食事を始めた。今日はリュウを洗ってもらうのと買い物があったのだ。すると、
 「箸貸して。取りに行くの面倒くさい。」
と言う。なので、おにぎりを握って、おかずと一緒にテーブルにセットして出掛けた。
 そんなわけで、当然山菜おこわになるはずもないが、
 「お節句だし何か買うてきて。」
と言うので、刺身でも買おうかと考えていたが、いっそ刺身のはじっこで撒き寿司でもするか・・・と思いたった。ただ、寿司酢って難しい。レシピ通りにしてみたが、絶対違う味だ。キヨちゃんに味を観てもらいつつ、何とか作る。

     

 茶碗蒸しもお寿司も食べたので、買って来た桜餅はキヨちゃんは食べなかった。なのでお部屋に。きっとお腹がすいたら食べるだろう。
 梅が満開だ。春だな・・・。

     

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コメント (3)
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