この前の台風で、親戚の家のそばの大木の枝が折れたと言う。そこには古くからの祠があるのだが、普段はその大木の奥で通るだけでは見えにくい。その祠に向かって倒れかかっていると言うので、この前の道作りの日に、男性陣はクレーン車も使って伐採と運搬作業となった。
この話を聞いてキヨちゃんがどうしても見たいと言うので、お墓参りのついでにそっちへ回ることにした。
因みに、お墓参りについても、いつもこまめに行くキヨちゃんだが、私の休みでないと行けないし、最近は足の痛みなどで、そこまで行っても足元の悪い時は車中から手を合わす日もあった。
そして今年はお盆には墓参りをしたが、お彼岸は私の休みが道通リだったり、台風だったり、休みが無かったりでタイミングが合わず連れていけてなかった。
すると心配したご住職の奥様から電話があったと言う。電話を受けたくりりんからの報告で、こりゃいかんな~と、昨日花を買い込んでキヨちゃんを連れて行った。
ここ最近畑に上がり降りも不安があり、
「母ちゃんよう歩かん。」
と色々億劫がるようになったので、
「来年鹿児島の法事に行くんだから、歩く練習しとかな。」
と励ましている。
さて、お墓参りが終わって祠の場所に行ってみた。大木の大きな枝がごっそり折れたようで、見えなかった祠が丸見えである。絶句する私にキヨちゃんは、
「分からん。どこが折れたん?」
と言った。いやいや見るからに無いから。
「上の方に上がって見たら分かるかな?」
いや~、多分下から見上げた方が分かると思うが・・・。
その後、少し用事もあったので親戚に立ち寄ったが、
「足が痛いけん、母ちゃんは車で待つ。」
と言う。なので、手短に用事を済ませて戻ってきた。その時に親戚のお姉ちゃんが見送りに来てくれた。
「まあ、Aちゃん。どこの女優さんかと思った。綺麗なあ。でもちょっと太り過ぎじゃけん、もうちょっと痩せたら尚綺麗のに。」
と褒めたんだかくさしたんだかなことを言う。
しばらく話をして、タイミングを見計らってキヨちゃんに声をかけた。
「ほな、帰るよ。」
するとキヨちゃん。
「どこに?」
・・・・・。
「いや、家に。」
それでもポカンとしているので、はたと気づいたお姉ちゃんが、
「いや、私じゃないんでよ。私はどこにも行かん。」
とフォロー。
「そうそう、姉ちゃんは見送りに来てくれたんよ。ほな、帰ろうか。」
すると今度は、自分の隣の席を片づけ、
「ほい。」
と姉ちゃんの席を作った。
いや・・・だから・・・。
「姉ちゃんは見送りに来ただけじゃけん、どこにも行かんのよ。」
「そうか。耳遠いといかんなあ。」
と笑う。
明日はパン教室の予定だったので、
「じゃあ、明日はパン教室で会おうね。」
と分かれた。
車の中キヨちゃんは、
「Aちゃんも大変じゃなあ。今から高松まで帰るんか?」
と言った。
「いや、明日一緒にパン教室やから、今夜は泊る。」
これ、耳が遠いだけなのか?キヨちゃんワールドなのか?
ここをクリックしてお立ち寄りください。
この話を聞いてキヨちゃんがどうしても見たいと言うので、お墓参りのついでにそっちへ回ることにした。
因みに、お墓参りについても、いつもこまめに行くキヨちゃんだが、私の休みでないと行けないし、最近は足の痛みなどで、そこまで行っても足元の悪い時は車中から手を合わす日もあった。
そして今年はお盆には墓参りをしたが、お彼岸は私の休みが道通リだったり、台風だったり、休みが無かったりでタイミングが合わず連れていけてなかった。
すると心配したご住職の奥様から電話があったと言う。電話を受けたくりりんからの報告で、こりゃいかんな~と、昨日花を買い込んでキヨちゃんを連れて行った。
ここ最近畑に上がり降りも不安があり、
「母ちゃんよう歩かん。」
と色々億劫がるようになったので、
「来年鹿児島の法事に行くんだから、歩く練習しとかな。」
と励ましている。
さて、お墓参りが終わって祠の場所に行ってみた。大木の大きな枝がごっそり折れたようで、見えなかった祠が丸見えである。絶句する私にキヨちゃんは、
「分からん。どこが折れたん?」
と言った。いやいや見るからに無いから。
「上の方に上がって見たら分かるかな?」
いや~、多分下から見上げた方が分かると思うが・・・。
その後、少し用事もあったので親戚に立ち寄ったが、
「足が痛いけん、母ちゃんは車で待つ。」
と言う。なので、手短に用事を済ませて戻ってきた。その時に親戚のお姉ちゃんが見送りに来てくれた。
「まあ、Aちゃん。どこの女優さんかと思った。綺麗なあ。でもちょっと太り過ぎじゃけん、もうちょっと痩せたら尚綺麗のに。」
と褒めたんだかくさしたんだかなことを言う。
しばらく話をして、タイミングを見計らってキヨちゃんに声をかけた。
「ほな、帰るよ。」
するとキヨちゃん。
「どこに?」
・・・・・。
「いや、家に。」
それでもポカンとしているので、はたと気づいたお姉ちゃんが、
「いや、私じゃないんでよ。私はどこにも行かん。」
とフォロー。
「そうそう、姉ちゃんは見送りに来てくれたんよ。ほな、帰ろうか。」
すると今度は、自分の隣の席を片づけ、
「ほい。」
と姉ちゃんの席を作った。
いや・・・だから・・・。
「姉ちゃんは見送りに来ただけじゃけん、どこにも行かんのよ。」
「そうか。耳遠いといかんなあ。」
と笑う。
明日はパン教室の予定だったので、
「じゃあ、明日はパン教室で会おうね。」
と分かれた。
車の中キヨちゃんは、
「Aちゃんも大変じゃなあ。今から高松まで帰るんか?」
と言った。
「いや、明日一緒にパン教室やから、今夜は泊る。」
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