この時節になると、「茶碗むし」がたべたくなる。
須磨寺の「終い(しまい)弘法」(←今年最後の弘法大師縁日)にでかけた帰りに、明石の「菊水鮓」に寄ってみた。
この店の「茶碗むし」は天下一品だからである。
「菊水鮓」の家紋
小ぶりの茶碗に三つ葉 干し椎茸 銀杏 ゆり根 蒲鉾 鶏肉 白身魚 小海老 貝。
それに明石ならではの肉厚の「穴子」。
冬場にはアツアツのままで供される。
10種類の具材と溶き卵に薄味の出し汁と合わせたもの蒸し器に入れる。
簡単なようですがタイミングがなかなか難しい。
蒸し時間が長いと、卵が凝固しすぎて隙間ができます。俗にいう”す”というヤツです。
茶椀むしには、いろいろなバリエーションがあるようです。
たとえば、茶碗蒸しの具にうどんを加えると、小田原巻き蒸しとかおだまきうどんと呼ばれています。
また具に豆腐を使い、蒸しあげた後に葛あんをかけたものを空也蒸しというらしい。
話はかわりますが、三谷幸喜の書いた『古畑任三郎』というテレビドラマがありましたよね。
田村正和扮する「警部補 古畑任三郎」の得意料理が「茶碗蒸し」らしい。
DVDにもなっていますからまたご覧になってください。
その日、須磨寺の縁日の出店で北海道産の「ゆり根」(←画像/右)を買いました。
ついでに、元町大丸まで足をのばして有田焼の「蒸し茶碗」(←画像/左)も買っちゃいました。
なんでもトライしてみたくなる私。
正月休みに「茶碗蒸し」を作ろうかなと思っています。
あと9種類の具材を用意しなければなりません(笑)。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます