団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

60代男性「金を貸した親友を探したい」

2024年11月26日 | 老後の生き方

読売新聞「人生案内」相談者は60代男性、20数年前無二の

親友が訪ねてきて母親が、癌になったので金策に走っていると

いう、たまたま手元にあった20万円ほどの現金を貸した、帰

り際彼は賞与がでたら返すといったが20数年たった、一昨年

定年退職し、青春時代を共にした親友とこんな形で会えなくな

って残念、忘れるべきか、それとも探し続けるべきかアドバイ

スが欲しいという内容だった。

 

無二の親友の行動は論外です、それでも会おうとしてることに

口を挟む余地はない、ただ相手を探し出して何を語り合おうと

いうのか、お金は返ってきませんよというのが回答者のアドバ

イスである。

 

何で今さら?と思うのは私だけではないと思う、回答者がいう

ように無二の親友の行動は論外です、誠実の欠片もない、最初

から返す気はなかったのでしょう、探し出して会ったとしても

相手は負い目がある、友情が復活するなんて無理な話、親友と

思い込んでいたのは相談者のほうで相手はそう思ってない、き

っぱり忘れることです、会わずに終わる人間関係でいいじゃな

いですかと私は言いたい。


人と会わなくなったけれど

2024年11月25日 | 老後の生き方

本当に人と会わなくなった、年に数回電話で話す後輩たちがい

るが1時間も話すとそれで十分、特に会って話さなくてもいい

、リタイヤした頃は懐かしさを感じ会いたい人がいたものだが

年々気持ちは薄れてしまった。

 

人間関係は他者との会話から始まるもので、顔を見て話すこと

で心の距離が縮まることは間違いない、しかしコロナ禍以降は

人と会うことが激減してしまった。

 

それでも私にとっては平凡な日常だけれど十分楽しめてるし居

心地は悪くはない、人と会わなくなったけれど、今の生活に特

別不満はないというのが現在の心境である。


なぜ男性は女性より早く死ぬのだろうか?

2024年11月23日 | 老後の生き方

すべての年代で男性は早く死ぬ、特に55歳~84歳では男性

のほうが女性よりも2倍以上も早く死ぬ、これは理学博士の若

原正巳氏の著書「なぜ男は女より早く死ぬのか」に書かれてる

言葉である。

 

現在男性の平均寿命は81.09歳、女性は87.14歳、女

性の方が男性より長生きすることは間違いない、実際私の父は

86歳、母は95歳で亡くなってる、ちなみに実家の町内では

両親と同世代の人達が住んでいたが20世帯で夫が妻より長生

きした例は1世帯しかなかった。だから女性は男性より長生き

するもんだという認識でいた。

 

しかしなぜだろう?なぜ男性は女性に比べて弱いのか、なぜ女

性は男性に比べて強いのか、若原氏の見解によると女性はX染

色体を2本持ってるが男性は1本しかもってない、1本しか持

ってないので病気にもなりやすいし死にやすい、その証拠に男

女共通の臓器を比較すると癌にかかる率は男性が高いという検

査結果が出てるという、要は染色体が長生きを左右する原因と

いうことである。


高齢夫婦にとって大切なことは

2024年11月22日 | 老後の生き方

生まれも育ちも環境、感覚、違った二人の人間が同じ屋根の下

に住んでると恋愛時代には互いに見せなかった素顔が現れるも

のである、長い年月のなかで仲のいい夫婦でも些細な喧嘩は数

しれずあるのが普通だと思う。

 

なぜこの男性とあるいはなぜこの女性と結婚したのだろうか、

他にもっといい相手がいたかもしれない、いや他の相手でない

から今幸せなんだとそれぞれ思いは違うかもしれない、これば

っかりはわからない。

 

そして大切なのはお互い「ありがとう」という感謝の言葉を伝

えることかもしれない、特に結婚生活が長くなった私たち夫婦

にとって年老いた今こそ小さな感謝の積み重ねとさりげない日

常の会話が夫婦の風通しをよくするし夫婦円満の秘訣のような

気がする。

 

 


歳をとるとイヤなことばかり思い出す

2024年11月21日 | 老後の生き方

人間の脳は自己肯定感の高低にかかわらず過去の出来事でもイ

ヤだったことや腹が立ったことを強く記憶するようにできてい

るという記事があった、そういえば以前武田鉄矢氏がTVのある

番組で「人間齢をとるとイヤなことばかり思い出す」と言って

たのを思いだした。

 

確かに同世代の武田鉄矢氏の言葉に共感したのは私自身そう思

うことが時々あるからである、今までで楽しいことは?と自分

に問いかけて見ると、咄嗟に出てこない、そんなはずはないと

自問自答するが思い出すのはイヤなことばかり、働いてたころ

の不快な出来事が鮮明に浮かんできたり、腹が立ったことを克

明に記憶してることを思うと、人間の脳はイヤだったことや腹

が立ったことを特に強く記憶するようにできているということ

が本当かもしれない。

 

しかしなぜだろう?長い人生でそれなりに充実して楽しいこと

も多かったはずだが、イヤなことばかり思い出すというのは齢

をとったせいなのか、認めたくないけどそう思うしかない。


兄弟それぞれの人生

2024年11月19日 | 老後の生き方

家族だから兄弟だからといってもお互いのことを何もかも知って

るわけではない、一緒に暮らしているときはあまり意識しないけ

ど離れていると何も知らなかったと気づかされることがあるもの

だ。

 

同じ家に生まれた兄弟でも進む道はそれぞれ、昔どんなに仲のよ

かった兄弟でも違う人生を歩むうちに物の見方や考え方が違って

くる、進学、就職、結婚、取り巻く環境がそれぞれ違えば生き方

や価値観が違ってくるのは当然かもしれない。

 

私にも10歳下の弟がいるけど成人してからは疎遠になりがち、

それでも両親の墓参りに二人で行ったとき、往復6時間のドライ

ブで両親と私と弟の4人で温泉にいったことや京都に旅行にいっ

た昔話、そしてお互いの家族の話をしてると、やはり兄弟のつな

がりを強く感じる瞬間があるものである。

 


70代は危険な期間と言われてるが

2024年11月18日 | 老後の生き方

認知症や要介護になる人の割合は70代になると60代の5倍

をこえる、だから健康寿命を延ばすためには、できることを減

らさない、今できていることをやらなくなるのは老化防止の観

点から非常に危険である、これは精神科医で多くの著書を出し

ている和田秀樹氏の言葉である。

 

元気な80代を迎えるには外に出ること、できることを減らせな

い、料理をしている人は辞めずに続けること、その意味では運転

免許は返納すべきではないとうのが和田氏の持論である、運転免

許を返納すると6年後の要介護率は2.2倍になるという。

 

平均寿命と健康寿命の差は男性が9年(平均寿命81歳、健康寿

命72歳)女性が12年(平均寿命87歳、健康寿命75歳)病

気や認知症などで誰かに介護されたり場合によっては寝たきりに

なったりして生きる平均期間である、この平均寿命と健康寿命の

差を考えると確かに70代は危険な期間といえるかもしれない。

 

 


76歳女性「夫の遺した一言」に心がほっこり

2024年11月17日 | 老後の生き方

今年の7月に夫が76歳で逝った、今は二人で過ごした思い出

が心の支えだという76歳の女性の新聞の投稿記事が心に響く

ものがあった、夫が50代半ばで脳梗塞による高次脳機能障害

で仕事を断念、晩年は認知症で苦しんだ。

 

そんな夫に逐一注意する口うるさい存在となった妻、自立心が

強かった夫は病気で立場が変わって悔しかったかもしれない、

それでもプロ野球の巨人戦を何よりも楽しみして、一緒にTVで観

戦「勝ったよ」と声をかけると「そうだな」と返してくれる、

最低限の会話だが安心できる瞬間だった。

 

そしていいよ最期の日が近づいたある日、長い間恥ずかしくて

聞けなかったことを聞いていみた「奥さんが私でよかった?」

ずっと自信が持てなかった、すると「よかった」即答だった、

ひとり暮らしとなった今、その一言が救いとなり女性を支えて

るという、夫婦であれば、どちらが先に逝くかわからないが

なぜか心がほっこりするエピソードだった。


親子の関係は変化するもの

2024年11月15日 | 老後の生き方

若い時は親に支配されているもので、これは子供の宿命である、

成人し経済的に自立しても親は威厳を持っている、そんな親も

やがて年老いていつのまにか立場が逆転するときがくる、どん

な強者も弱者になる。

 

両親が還暦を迎え、私が赴任した近場の温泉でお祝いした翌日

父がぽつりと言った言葉を今でも思いだす「離れて暮らしていて

も長男としての自覚を忘れないでいて欲しい」大正生まれの父

の言葉は重かった、何かあったら面倒見て欲しいという意味だ

った。

 

それから父が80歳のとき実家での出来事だった、なぜか自筆

のノートを取り出し、私が大学生の時仕送り含め、これだけの

お金がかかったという明細を出してきた、今までそんなこと億

尾にもださなかっただけに、もしかしたらボケたのでは?父の

言動の意図がわからず戸惑ったものだ、それから数年後父は認

知症になった、幻覚がひどいレビー小体型認知症と診断された、

親子の関係は変化するもの、どんな強者も弱者になると実感し

たものだ。

 


思いどうりにいかないのが人生だと思う時

2024年11月13日 | 老後の生き方

誰でも仕事や人生において突然窮地に陥り、なぜこんなにも悪

いことばかり重なるのかと落ち込み悩むときがある、人生80

年、いや90年、平穏にすぎれば、それにこしたことはないけ

れど、そうはうまくいかないものだ。

 

私自身この年になってもまだ自分の知らない自分に出会い戸惑

うことがある、だから落ち込んだときは思いどうりにいかない

のが人生だと自分に言い聞かせてる。

 

そして今の自分を肯定すれば少しも苦しいことはないはず、い

つか変化というのが思いがけなく訪れることがあると思いたい

し、そのちょっとした変化に喜びを見つけて生きる人間であり

たいと思っている。