団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

ゾウの「はな子」の生涯

2017年05月12日 | 生き方

2016年5月26日ゾウの「はな子」が69歳で亡くなった、

東京都武蔵野市の井の頭動物園で飼育されていた日本で最高齢

のインドゾウ「はな子」、NHK「ドキュメント72時間」でも

紹介されおり、圧倒的な存在感でその巨体をゆらし人々を喜ば

せ生きる力を与える「はな子」に会いに来る人たち。

 

人懐っこい「はな子」に会いに40年も通い続けた人もいる、

しいときもつらい時も通う人、人にいえない悩みを打ち明け

る人、物いわぬ「はな子」が人の心を震わせる、「はな子」と

同じ年の団塊世代のなかには自分の人生と重ね合わせる人もい

る。

 

そんな「はな子」が69年の人生に幕を閉じた、本来は群れの

かで暮らすゾウが草木のないコンクリートの中で60年以上

も一頭だけ立ち尽くし生活する毎日、人間不信に陥り狂暴化し

た時もあった「はな子」、人気者で人の心を癒す魅力のある

はな子」は幸せだったんだろうか?

 

動物の幸せとはなんだろう?「はな子」の死を悼み次々と献花

行う来園者、人気者の死に衝撃を受けた人が多かったことを

物語ってる。

 

そして今年5月5日の子供の日に「はな子」の銅像の除幕式

東京都武蔵野市の吉祥寺駅前広場で行われたことは喜ばしいこ

とである、きっと、はな子がいなくなった喪失感が少しでも

らげばという思いと、いつまでも忘れてほしくないという願い

が込められて作られたと思う。