現在高齢者の人口は3617万人、全体の28.7%である、ま
た80歳以上の人も1000万人を突破している、その高齢世帯
の所得の7割が公的年金による収入でありながら依然として無年
金低年金者が存在しており高齢者の貧困率も低くはない。
相対的貧困率(税金や社会保険料などを除いた可処分所得が月1
2万円以下の人の割合)が19.2%と5人に1人という割合で
ある、実に700万人近い人数である。
現在生活保護受給者が164万世帯、その半数の89万世帯が高
齢者である、そして無年金者が90万人、低年金者も含めると6
00万人もの人が含まれている、そのなかで女性の一人暮らしの
3割の人の年金の受給額が3万円~4万円である。
ただ無年金者低年金者=貧困とは限らない、年金の実態はわかる
が資産の実態はわからない、自営業者で国民年金のみ加入である
が預金額が数千万という例があり、実際の暮らしは裕福というケ
ースはあるがそんな人は一握りのような気がする、実際無年金低
年金の人が生活保護受給に移行してるケースもあるだけにこの問
題は深刻である。