団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

誰にでも物語はあるものだ

2022年12月14日 | 老後の生き方

「病気になると健康のありがたさがわかるし、失業すると仕事

があることの安心感がわかる、同じように孤独になってはじめ

てなにげない人の優しさが身にしみる」これはコラムニスト上

原隆氏の言葉である。

 

上原氏は私と同じ団塊世代である、「友がみな我よりえらく見

える日は」「喜びは悲しみのあとに」等の著作がある、世の中

から注目される人たちでない人に光をあて、渾身の取材と巧み

な文章力、誰にも物語があるということを気付かせてくれる内

容が読み手を惹きつけてる。

 

人と会い、話を聞き行動を共にする、ひとりひとりの心の奥に

眠っている「本当のところ」に触れるために取材の相手に最も

聞きにくいことを聴く努力をしているという、それが登場人物

を丁寧に描写し、心の機微を感じさせるのかもしれない、実際

誰にでも貴方にも、私にも物語があることは確かである。