齢をとるということは損失体験が多くなる、肉体的には眼が見
えにくくなる、耳が遠くなる、瞬発力がなくなる、あちこち不
具合がでてくるものだ。
生きてれば浮く日もあれば沈む日もある、長く生きてれば悩ん
で迷って当たり前、それでも自分はまだまだ見逃してるものが
あると思っている、だから好奇心だけは失いたくない、人は何
かに興味を持っている限り生きるエネルギーになるはずである。
老いて上手に生きる方法などないというのが実感である、だか
ら悩みながら、迷いながらもささやかな向上心、そして好奇心
だけは失いたくないものだ。