読売新聞の「人生案内」に相談したひとり暮らしの60代半ば
の女性、父はすでに亡くなってるが母は90代で認知症を経て
脳梗塞になり意識がないまま入院してるという、子供のころは
自分の年齢になれば死んでいると思った、確かにそのとうりで
ある。
もし自分が長生きし、認知症で寝たきりになっても子供は自分
たちの生活で精一杯で介護は期待できない、年金と少ない貯金、
施設に入る余裕などない、その貯金も80歳まで生きたら底を
つく、70代で一瞬のうちに死ぬのが願いだが難しい、「長生
きが怖い」まさか老後にこんなに悩むとは、長い人生どう生き
るべきかという相談内容である。
実際、長寿を喜べない高齢者が増えているのは事実である、複
数の病気を抱えている人、介護を受けている人、経済的不安を
抱えている人、社会的に孤立している人、又本人の意思に反し
て生かされている高齢者など死にたいと漏らす高齢者が目立つ
ようになったと言う医療関係者も多い。
この相談に対しての回答は「今できることから始めてください、
生死を考えるより少しでも働くことです、労働力の側に身を置
くのは社会的にも今の課題にかなっています」現在働き方改革
で高齢者の就労促進が問題になってるだけに適切な回答と思う
が果たして相談者の心理はどうだろうか?考えさせられる内容
である。