現在65歳以上の高齢者は3623万人、そのなかで一人暮ら
しの男性は190万人、女性は400万もいるが10万円未満
の年金受給者が5割を占めている、一人暮らしの女性の場合は
配偶者との死別、離婚、独身の3パターンがあるが年金受給額
が10万円未満でも働いて収入があったり、資産が多いケース
もあるので年金だけで生活が困窮してるとは一概に判断できな
いかもしれない。
公的年金制度が設立したのは1942年、当時の平均寿命は男
女とも50歳、さらにサラリーマンよりも自営業者の比率が高
い時代だった、さらに自営業者のほとんどが農業人口だったの
でサラリーマンと違い定年もない、いつまでも働けるし平均寿
命も50歳程度なら年金はプラスアルファ程度でいいだろうと
いうことで制度設計された。
ところが今では平均寿命が男性81歳、女性87歳と長寿化す
ると国民年金が満額でも年間81万円では生活できない、働く
か年金プラス資産の取り崩して生きていかなければならない、
だから国民年金しか加入しなかった人の老後は年金だけに依存
できないだけに厳しいと言える。