人生案内60代女性「フツフツとわいてくる亡夫への憎悪」は
同年代の夫が亡くなって数ヵ月、結婚生活は困難の連続だった、
女はつくる、借金、会社は辞める、言葉の暴力、晩年はがんに
なり2年近く自宅で介護、最期を看取りひとり暮らしの時間を
もつようになったがフツフツと夫への憎悪が沸き上がってきて
そんな自分が嫌でたまらないという相談内容だった。
恨みつらみは、いったん気持ちを落ち着かせても、心身が弱っ
たりすると再発する持病みたいなもの、年月が浄化してくれる
面はありますが逆に膨れ上がることもある、だから体を動かし
外に出て、サークルに参加したり習い事を始めたり気分転換さ
れたらという回答者のアドバイスだった。
この相談内容を読んで14年前に亡くなった父のことを思いだ
した、葬儀を終え残務整理で10日間ほど実家に寝泊まりした
とき、今まで見たことのない母の一面をみた、父の浮気の恨み
つらみを朝から晩まで私に言ってきた、もう聞きたくないと思
いながらも母が怒りを吐き出す相手は息子しかいなかった、母
のその思いは亡くなるまで変わらなかったような気がする。