2023年の厚生労働省の国民生活基礎調査によると同居で
高齢者を介護する世帯のうち、65歳以上の老老介護は63
.5%と過去最高だった、高齢の配偶者や親を自宅で世話する
ケースが増えており75歳以上同士の割合も35.7%であっ
た。
95歳の認知症の母と一日中、二人きりの日が続くと曜日の
感覚すらなくなるという70歳女性、妻の排泄介助の大変さ
をあげ、このままでは共倒れになると思って自宅での介護に
終止符を打って施設に入所させたという70歳男性、アルツ
ハイマー型認知症の診断を7年前に受けた88歳男性は自分
のマンションを「ここは誰の家なんだ」と毎晩84歳の妻に
繰り返し問いかけるという。
施設への入居は経済的に厳しい、一緒に暮らしたい、理由は
様々だが長期になると共倒れになるリスクも高まることは確
かである、私の場合はひとり暮らしの母が認知症になった時
点で遠隔地だったこともあり施設入居を決めた、2年間お世
話になり亡くなったけど今思うとプロに任せてよかったと思
っている。