最近「団塊世代の老後破綻」というテーマでTVや雑誌で話題にな
っている、その団塊世代の事例を見ると、いずれも30代40代
の時は中流と思われる暮らしをしているが、齢を重ねるにつれど
こかで思わぬ誤算が生じ、生活苦に陥っている。
それは団塊世代当事者だけでなく親の問題、子供の問題も深く絡
んでいる、本人の問題としては会社の倒産、リストラ、離婚、親
の問題としては介護、親と同居したものの親が無年金のため医療
費生活費の負担増、子供の問題としては無職もしくは非正規のた
め生活費の援助をしてる、離婚した娘が幼い子供を連れて同居し
たため生活費の負担増等である。
いずれも想定外といえるものである、そして本人に共通してるの
は低年金、預貯金が少ない、賃貸住宅に住んでる、住宅ローンの
残債がある等のどれかに該当してる、そのため65歳を過ぎても
働かざるを得ないという状況に陥ってる。
こう見ると高齢者がお金持ちで悠々自適というのは一部の富裕層
のことかもしれない、人生には思わぬ誤算が待ちうけてるかわか
らないだけに本人、親、子供も含めて総合的に考える必要がある
ことは確かである。