団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

老いることは変化であって退化ではない

2023年06月05日 | 老後の生き方

人は老いるという存在の現象をなかなか素直に認めることがで

きない、それは先に若さという経験を先にしているから、どう

しても否定的に感じてしまう、だから齢をとると自分の年齢は

自分にふさわしくない、実年齢よりもっと若いと思いたがるも

の、それは老いることは敗北、若さだけが価値があるという風

潮がどこかにあるからだろう。

 

若い時のようにシワのない肌は美しい、けれど失われたものに

執着するのは苦しみを生むだけ、青春の喜びや肉体の充実はそ

の時期に与えられた特権的な幸福なのかもしれない。

 

生きるというのは齢をとること以外のなにものでもない、それ

でも魂が最も活動するのはこの老後のような気がする、だから

無理にアンチエイジングなどしないで老いていく肉体そのもの

を受け入れることこそ大切、老いることは変化であって退化で

はないと思って私は生きていきたい。