「少しずつ向上する、すこしずつだけれど、それでも向上は向上
だ」 「非常に簡単な言葉で非常に複雑な物語を語りたい」作家村
上春樹氏の作品のなかのフレーズである、本の魅力は作品のなか
にこんな心に響く言葉を見つけたときである。
読書はどこにいてもいつでも始めることができ好きなときに終わ
ることができる、そして読書の楽しみの一つは他人の人生を共有
することができることである。
本を読むことで刺激を受けたり、そのテーマについてあれこれ考
えたりする、読書を通して自分と向き合うことができる、また読
むと必ず心躍る本がある、表現力豊かな描写、読み手を共鳴させ
読後に余韻の残る作品、そんな本に出会えた時こそ私にとって至
福のときである。