人生には思うようにいかなかったこと、つらかったこと、悲し
かったこと、羨ましく思ったこと、やり残したことなど数えあ
げたらきりがないほどあるものだが、そういうことは誰にでも
あることで人生とはそういうものかもしれない。
大切なのはたとえ失敗や悔しい思いがあったとしても自分なり
に精一杯やってきた、だからよかったことも悪かったことも、
これが自分の人生なのだと納得すること、自分の運命を受け入
れることだと思っている。
そして自分の過去を冷静に検証することで、これからの自分に
何が必要で何を支えにどう生きていけばいいかという現実が見
えてくるような気がする、そしてここまで生きて来た、これか
らも生きていこう、この先何があるかわからないけれど、そん
な気持ちで生きていきたい、老いの途中76歳の実感である。