読売新聞の人生案内「電話魔の知人を遠ざけたい」相談者は70
代の女性、同世代の知人女性が1日に2度、3度と電話をかけて
きて困ってる、内容は近所での出来事や孫の話、1時間ほど何度
も同じ話や人の悪口でうんざり、彼女を傷つけずに遠ざける方法
を教えて下さいという相談内容であった。
対策は簡単です、着信番号を表示する機能を電話会社に申し込み、
その人からの着信とわかれば毎回は出ないようにする、出た場合
は5分後に外出するとか時間を制限する、ただ好かれたまま遠ざ
かるのは難しいことですが貴方には残された時間の方が少ないで
す、だから1分1秒を丁寧に生きて下さいというのが回答者のア
ドバイスであった。
私の母も晩年、電話魔ではないが相談者と似たような経験をして
悩んでた、亡くなる10年前サークルで親しくなった70代後半
の女性、母を慕ってくれ月に2回仲間二人をつれ母を訪ねてきて
3時間ほどおしゃべりをするのが恒例になった、当初は母にとっ
て楽しみのひとつであったが後半はもてなすことが負担になり、
この集まりをやめたいと再三いっても相手は訪ねてくる、とうと
う居留守をつかうほど母にとって苦痛になった、人生の終盤、か
けがえのない友人と思ってた人が嫌悪感に変わってしまった、そ
れでもこの相談者同様、恨まれたくなかった、そのことが母の心
を苦しめてしまったのかもしれない。