新型肺炎が国内で広がっている現状を受けて厚生労働省は26日、ウイルス検査を短時間でできる検査機器を来月にも導入する方針を示した。現在、検査には約6時間かかっているが、新しい検査機器では15分ほどで結果がわかるという。
現在、新型コロナウイルスへの感染の有無については、「PCR検査」というのどの粘液やたんからウイルスの遺伝物質を検出する方法で調べている。ただ、機械にかけて遺伝物質の量を増やさなければならず、結果が出るまでに6時間程度が必要だった。
新しい検査機器は、産業技術総合研究所が開発した、遺伝物質の増幅を早める技術を使い、約15分で結果が出せるという。持ち運べる大きさで、最大4人分を同時に検査できる。価格は1台数百万円という。
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この装置は杏林製薬の「ジーンソック」と呼ばれる検査機器で、これまで数時間かかっていた新型コロナウイルスの検査が、わずか15分程度でできるという。
杏林製薬によると、厚労省や経産省の依頼を受け、新型ウイルス専用の検査薬の開発を進めていて、来月にも実用化のメドが立ったという。
ジーンソックは幅30センチ程度と小型のため、時間短縮だけでなく検査が容易になることが期待されている。現在、全国の研究施設で数十台が使用されていて、杏林製薬は今後、量産する準備を進めているという。
新型肺炎 検査6時間→15分に 試薬開発にメドhttps://t.co/yNFbCXEkfa
— 産経ニュース (@Sankei_news) February 13, 2020
→これまでは検体を国立感染症研究所に運んで、さらに6時間程度、検査に要していたが、この検出機器を使えば15~30分でその場で判定できるという
中日両国は一衣帯水の隣国同士であり、ウイルスとの戦いに国境はありません。中国は、新型コロナウイルスの検査キットを日本に寄贈しました。💪 pic.twitter.com/ShltMdYFTQ
— Hua Chunying 华春莹 (@SpokespersonCHN) February 20, 2020