TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

お犬様受難の季節

2001-12-14 12:05:47 | インポート
早朝散歩の途中、TABIは二回ウンチを出したがどちらにも黒い塊が混じっていた。

ベリー類を食べ過ぎると未消化のまま黒く出ることがあるが、今回は枯れ枝で
ほじって調べてみるとどうもそういったものでなく、血液が変色したものに
見えた。黒い血便というと、上部消化管出血だ。

帰宅して今度は、げろ?と粘液性のトマトジュース様のものを吐いた。
赤いものは何も食べてないから、やはり血液か?
血便・吐血をしながらも、当の本犬は庭につくったアジリティ・コースを走って
ご機嫌だ。だが、食べ物には口をつけない。念のため、獣医の予約をとった。

吐いたものを持って行って見せたら、やはり血液だという。
熱はなく、獣医さんの触診では腹部の緊張と圧痛があるらしく、やはり上部
消化管出血してることは間違いない。潰瘍があるのだろう。
では原因は?

中毒、ストレス、変なもの食べてお腹の中でひっかかった…
このところ生骨をきらしてるので、骨の破片ではないだろう。一応、ここ数日の
食餌記録をプリントして見せたが、とくにこれという原因も見当たらない。
今レントゲンを撮ってもあまり意味がないので、とりあえず絶食させ、
抗潰瘍剤タガメットを飲ませ様子を見ることにした。

ストレスといえば思いあたる。
このところ夫婦ともに忙しくて、ちっともかまってあげられなかった。
へらへらしてるように見えても、TABIは実は繊細な子なのだ。

病院には、黄ラブが二頭(全く別の飼い主)がいた。一頭は、クリスマスツリーの
ガラス製飾りを食べてしまったという。もう一頭もやはり、鉢植え植物を食べて
大下痢ピーのゲロゲロだそうだ。それなのに元気で、検査室のドアの隙間から
抜けだし、待合室で売ってる犬用お菓子の箱をひっくり返し、豚耳をくわえて
脱走。大捕り物の末、捕獲された。

この季節、犬にとっては受難だ。
飼い主は忙しいし、家の内外はクリスマスの飾りがぶらぶらしてるし、
ポインセチアなど犬に猛毒の室内植物が飾られたりする。ケーキやクッキーが
テーブルに並んでたら、ちょっと盗み食いもしてみたいだろう。
クリスマスには、様々な原因でお腹をこわした犬で動物病院が一杯になる。


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