TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

子犬と運動

2003-02-21 03:26:04 | インポート
子犬の健康をそこねないために、どこまで運動を制限するか?

専門家の間でも意見が分かれるところだ。
生後一年までは絶対に、自転車やジョギングの伴走や、フリスビーのジャンプ
キャッチはさせていけない。たとえ関節に異常がなくても、だ。
これは、誰でも知っている常識だ。
成長中にある子犬の骨は、柔らかい。無理な運動でダメージを受けると、
将来背骨や関節の疾患となって表面化する。

犬種によっても違いがでる。エアデールなどは生後3年を過ぎないと骨が固まらない。
それまでは、人間と一緒にジョギングするのは、よほど注意を払わないとダメだ。

股関節の弱い犬種、ジャーマンシェパードやラブラドールはどうか?
GSDのブリーダーによると、生後9ヶ月までは走らせるのではなく犬のペースで
歩くにとどめ、しかも一日半マイルの距離を越えないこと。その後徐々に
運動量を増すべきという。
ラブはもっと厳しいお約束がある。生後一年までは、
1.歩くのみ。走らせてはいけない。
2.ジャンプさせたり、後ろ足で立たせてはいけない。
3.ボールやフリスビー、枝など投げて追わせてはいけない。
なお、水泳は負荷が少ないので好きなだけやらせて良いとのこと。

う?ん。
活発な子犬に、これは厳しい。
うちでは獣医さんから、ジャンプキャッチは厳禁と言われたので絶対にやらなかった。
自転車伴走にいたっては、羊追いの本能なのか前方に回り込もうとするので
危なくてできなかった。でも、飛んだり跳ねたり走ったりが大好きな子だから
押さえつけるわけにもいかず、好きなように遊ばせていた。
強制運動はさせなかったが。

犬ぞりが残酷と批判されるのも、年端もいかない犬に重いものを引かせるマッシャー
がたまにいるからだろう。しかし、そういうマッシャーと、スポーツ獣医学の
基礎も知らず子犬にフリスビーをジャンプキャッチさせ、「うちの子は生後
7ヶ月で大会に出てます」と自慢する飼い主の間に、どれほどの違いがあると
いうのか?

故障するまで犬をこき使う点では、両者は同等だと思うのだが。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする