TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Provisions for your dogs

2004-01-17 14:22:06 | インポート
今日は、TABIがうちに来てから4年目の記念日。

母犬のもとから我が家へ向かう車の中、私の膝の上でぐっすり寝ていた子犬
のTABI、かわいかったなあ。あのころの写真を見ると、なつかしさでいっぱい。

いつまでも一緒に幸せにいたいものだが、人生は何が起こるかわからない。
いまMLで、「いざというとき犬をどうするか、遺言にどう書いているか?」
が話題になっている。

先々週だったか、市内で高齢の一人暮らしの女性が急死した。残されたのは
なんと、100匹の猫と犬数頭。捨て猫や迷い犬を拾っては世話をしてきたらしい。
女性には身寄りがなく、犬猫は全てアニマル・コントロールにより回収された。
一応アセスメントの後に里親募集するが、なんせ数が多いからほとんどが致死処分
はまぬがれまい。

MLのメンバーは、家族や親しい友人、ブリーダーに引き取ってもらうよう
遺言してる人が多い。だが、生きている時には「いいですよ」と言ってたのに
いざ死んだらしらんふり、というのは茶飯事だ。あるいは、引き取られた先で
虐待を受け、それがもとで安楽死となったケースも。
飼い主を失った犬が、幸せな第二の家族を見つけるチャンスは少ない。

そこで、あらかじめ遺言に「かかりつけの獣医のもとで安楽死をさせる」と
記している人々も、かなりいる。とくに高齢の犬の場合は、そのほうが人道的だ。

62歳の農夫が、不慮の事故で亡くなった。彼がかわいがっていた15歳の犬は、
事故現場に横たわる飼い主のそばを離れなかったという。連絡を受けた農夫の
親族は、遺言どおりその犬を獣医のもとへ連れて行った。そして、犬と飼い主は
ともに火葬され、一人と一頭の葬儀がおこなわれたのである。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする