TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

因果ということ

2007-12-31 23:38:08 | インポート
「何の因果でこのようなことに」という表現が、日本語にはある。

今年の里帰り中のこと。
町内会のお知らせを持って来た、両親宅の近所の奥さんが「あら、久しぶり
ね」
と、つい立ち話。

この夫婦には子供(といっても、もう中年)が二人いるが、なんと二人とも
生まれつき精神薄弱。上の子は、一人で歩くこともままならない。
夫婦でずっと、この子たちの世話をしてきたらしい。

近親婚、例えば兄妹同士などで先天性異常児が生まれる確立が高いのは常識。
犬でも、純血種の交配では遺伝性疾患や生まれつきの知恵遅れが多発すること
は、よく知られている。しかし、現代では近親婚は禁じられているし、そうで
ないのに子供が二人とも先天異常になる確率というのは、かなり低いのでは
ないか。

この奥さんも自分も80歳近くになり、「膝が痛くで座れないのよ」とこぼす。
子供の世話も、つらいのではないか。

さらに、である。
下の子が脳梗塞で倒れ、車椅子生活になってしまったという。

なんの因果で、そんな。
子供が老親の介護をするどころか、老親がまだ子供の面倒を見なければならない。
私は、かける言葉が見つからなかった。

世の中には、このような人々もいる。
何事もなく無事で暮らせることは、それそのものが僥倖である。


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新しい仲間

2007-12-31 23:25:16 | インポート
ワインセラーを買う。

自家製ワインを保存するラックは、ベースメントにある。が、これは常温保存
だ。うちはほとんどが白かロゼなので、飲みたい時に冷えていると便利かと
思い、前から欲しかった。

将来的に夫が退職したあとには、転勤もないからキッチンに作りつけの
ワインセラーを設置しようと考えている。が、今のところは小型で動かせる
やつがいい。

ちょうど隙間にピッタリ入るサイズのがあったので、買った。
早速、使ってみる。みるみるうちにワインが冷え、適温に。明かりを消した
キッチンに、セラーからもれる青い光がきれい。買って良かった。


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こんなことなら

2007-12-31 23:15:32 | インポート
もっと早く買って使うべきだった、イリゲーション。

歯茎の洗浄器具だが、ウォーターピックと違って歯と歯茎の境目だけでなく、
ポケットの中も洗浄することができる。初めは慣れなくて、モーターの音に
びびったり、水が飛んでパジャマとか洗面台がビショビショ。でもすぐに
コツを覚え、今では全て洗浄するのに数分で終わる。

昔から歯は丈夫で、子供のころから虫歯の痛みを経験したことがない。
数ヶ月ごとの歯科医でのチェックアップとクリーニングも、ここ10年以上
欠かしたことがない。歯磨きとフロスも毎日必ずだ。

それなのに、レントゲンで見て歯槽骨が溶け始めているとはどうしたことか。

「年齢とともに誰にでも起きることで、仕方がない」と、どの歯科医も言う。
そして、「これ以上悪くならないように、これからも真面目にクリーニング
しましょう」とも。確かに、人間の本当の寿命というものは50年足らずなので、
それまでに体のあちこちが故障して使い物にならなくなるのは当然のこと。

だけど、例えばあと20年生きるとしたら、自分の歯を失うのは嫌だ。
求めよ、されば…で、偶然見つけた歯の真実。適切に処置すれば、骨は再生
するのだ。もうこの情報は、1970年代から知られているのに、伝わって
来なかったのは私の不徳ということか。

ま、今からでも遅くない。
一発目で出血がスパッと止まったし、口の中がスッキリ。
次回のチェックアップで、ポケットの数がどれだけ減っているか楽しみ。


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