夫の職場のゴルフ・トーナメントにおつきあい。
こういうのは日本じゃ妻を連れて行かないのが普通なのだろうが、どこでも
カップルで出かけるお国柄ならでは、のやり方である。一応、彼のキャディ
ということで参加したのだが、私は全くゴルフに興味がない。スポーツの
なかでもゴルフは、どこがおもしろいのかサッパリわからない。
とりあえず18ホールをめぐってみれば何かおもしろさがわかるのかな、と
思ったが、やっぱりつまらなかった。GPSつきのカートで移動するからまだ
マシだが、早く終えてクラブハウスでランチを食いたい、とそればかり考えて
いた。
ポロシャツにミニのスコート、サンバイザーという拵えで行ったので、みんな
私もプレーするのかと思ってレディースを用意してくれたが、とんでもない!
しかし、ゴルフをやる男性陣はみな洗練されていて紳士であった。夫は野球
からホッケー、いろんなスポーツをやるので、それぞれのおつきあいで私も
出かけるが、スポーツによって人間のタイプが違うのがおもしろい。
それにしても、クラブハウスでのランチ・パーティーでは、夫の上司のスピーチ
が長かった。今週末、私たちはこのゴルフの他に、所属する犬クラブはケネル
クラブのオビディエンス競技会を主催しており、さらに私たちはアジリティ
競技会にエントリーしていた。トリプル・ブッキングである。超忙しい。
スピーチが終わるやいなや、私たちは挨拶もそこそこに脱兎のごとく会場を
あとにし、競技場へと一目散。
夫と彼のゴルフのチームメイトは、なんか賞もらってきたので封筒を開けて
みると、20ドルの割引券であった。「またゴルフに行こう」と彼は言うが、
ハッキリいってしばらくはごめんである。