民主党な犬

今日は犬クラブのミーティングとハロウィーン・パーティー。

いつも競技会をやる馬術競技場のアネックスで、いろいろ食べ物を持ち寄って
ゲームをしたり、コスチュームコンテストをやったりしておもしろかった。

さて、大統領選挙が近いので、近所の芝生には候補者の名をかかげた看板が
ずらりと立ち並ぶ。どこのうちが誰を支持しているか明らかである。
この州は、保守的なカウボーイの土地であるから、黒人大統領などごめんだ、
と言う人が圧倒的である。こないだの競技会でも、Obama支持のTシャツを着て
来た若い女性が周囲からコテンパンにやられていた。「MacCainは無能だし
Palinなんてタダのバカじゃない！」と言う彼女に、思わずうなずいた私。
ホント、あの女、しゃべらすとバカ丸出し。副大統領になるってことは、
大統領が死んだら自分がその後釜になるってことでしょ。Trumanみたく。
あんなじゃ困るのでは…。

うちの近所は当然のように、共和党支持が圧倒的である。犬の散歩で見てまわる
と、ただ一軒だけObama支持であった。おもしろいことに、TABIはまるで
わかっているかのように共和党の看板だけにオシッコをかける。よしよし、
お前はお利口だね。

この界隈は、白人優先の中流家庭が暮らす典型的ないわゆるgated community
だ。この中流というのも、よく日本の友人と論議になるのだが、日本の中流
とはケタが異なる。うちのあたりだと、年収２５万ドル（日本円で二千六百万円）
くらいの家庭。それを越えると、もっと高級な住宅街へと移ってゆく。
Obamaの新税制では、２５万ドルを越えると増税だから、彼らがおもしろくない
のも無理はない。

まあどうせBushのときみたく、選挙では裏で工作があるんだろうし、私は
ガイジンだから関係ないんだけど。個人的には、Obamaがどんな風にこの国
を立て直すか見てみたい気もする。