Fraud

まったく油断も隙もない。

たまたまオンラインで口座をチェックしてたら、見覚えのない引き落とし。
夫婦名義なので、夫にも聞いてみたが、彼も覚えがない。しかも、引き落とし
先が、それぞれカリフォルニアとかとんでもない遠方である。

どれも小額で、２０ドル以下であるところがミソ。何千ドルもだと驚いて
すぐ調査するだろうが、それくらいだとお昼代かなんかだろうと思って特に
気に留めない人のほうが多い。そこが、詐欺師のテである。２０ドル以下
だと、サインやＰＩＮの認証を必要としないところも、敵は心得ている。

早速銀行に電話をかけ、詐欺報告をする。カードは抹消し、銀行側はすぐに
調査に入ったとの連絡。迅速な応対は、さすがアメリカの銀行である。

それにしても、どうやってハックしたのか。
ま、今の時代は他人の情報なんて盗もうと思えばいくらでも盗めるのだが。
普段使わない口座でも、やはり時々ちゃんとチェックするべきであるという
良い教訓となった。

人間の恨み

とは、恐ろしいもの。

http://www.justice4oreo.net/
なんの罪もない犬が、近所の男によりひき殺された事件について、アメリカの
アジリティ仲間うちで話題になっている。今日も競技会のチェックインで
OREOのバッチを配っていた。

この子はアジリティだけでなくいろんな活動に参加していたらしく、とくに
セラピードッグとして子供たちに人気だったらしい。こんなにやさしくて
いい犬が、あんな殺され方をするなんて。そして現行の法律では、犯人を
取り締まることができないなんて。

人間の子供であれば大変な騒ぎだが、残念ながら犬は「たかが犬」という
ひとことで片付けられてしまう。他人にはたかが犬でも、大事な家族なのに。

犬は、人間の感情が理解できるから、この男の殺意を感じていたに違いない。
繰り返し繰り返し車で轢くなんて。どんなに恐ろしく、痛かったろうと思う
と、かわいそうでならない。これが自分の犬であったら、正気ではいられまい。
今日競技会で会った女性も、「私ならこの男を焼き殺しても足りないわ」と
言っていた。

こんな不幸が、二度と起こりませんように。
そして、OREO、やすらかに。