TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

キイライム・パイ再び

2011-02-09 13:20:09 | インポート
夫の部下が、メキシコ旅行のおみやげをくれたのは先週。

彼らは毎年、冬になると休暇をとってメキシコへ行く。
「何か欲しいものある?」と聞かれたので、「キイライム絞りを是非!」
と頼んでおいた。

キイライム・パイを作るのに欠かせないキイライム、金柑をちょっと大きく
したくらいだから汁を絞るのが一苦労。しかも、パイ一個を作るのにキイライム
は二十個近く必要だ。ジューサーみたいな機械だと皮の苦味が出てしまうので、
人力に頼るしかない。前回は夫に絞らせ、彼もほとほと懲りてしまった。

メキシコでキイライム専用絞り器を売っていることがわかったので、私は
前から彼らがまたメキシコ旅行へ出かけるのを待っていた。律儀にも彼らは
ちゃんと覚えていて、探して買ってきてくれた。見つけたのは、なんと
メキシコのWalMartだという。

「買ってきてくれたら、キイライム・パイを焼いてあげる」と約束していた
ので、新鮮なキイライムを買いにゆき、作った。今回も夫が絞り係りだったが、
さすが専用絞り器は優秀でおもしろいように汁が出る。16個のライムが、
あっという間に絞れてしまった。

生クリームで焼きあがったパイを飾り、昨夜持っていった。
今日夫が職場で「どうだった?」と聞くと、「あっという間にみんなでたいら
げてしまった」とのこと。美味しかったらしい。良かった!

今週末は、またキイライムを買って来よう。
そして今度は私達と犬とで味わおう。


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八日目の蝉

2011-02-09 13:03:40 | インポート
日本の友人から送られてきた本。

昨年送ってもらった「告白」に比べたら、はるかに話がよく練れていて
話の筋もplausibleである。さすがプロの物書きを長年やってきた人だ。
プロだと編集の人がリサーチを引き受けてくれるから、ピントのはずれた
ことは書かないようになってるんだろう。

ただ私は子供が大嫌いだから、他人の子供を誘拐して逃亡生活する主人公の
女には感情移入が全くできなかった。すごい苦労して、あげくに捕まって
しまい、獄中生活なんて馬鹿としか思えない。物語の最後も、なんだか
中途半端で「え、コレで終わり?」ってかんじ。新聞小説だったそうだから、
最後の方で人気がなくって打ち切りになったんだろうか。

話に出てくる変なカルト集団、いろんなのをモデルに作り上げたのだろうが、
まず思い浮かぶのはヤマギシ会だ。実家の近所にも、よくヤマギシ会のトラック
が来て自然食を売っていた。私も無農薬野菜とかパンとか、買ったことがある。
結構おいしかった。

身を隠すのにカルトを利用するってのは、確かに賢いかも。
アメリカじゃあメキシコに逃げるか、アラスカに引っ越すか、あるいはやっぱ
カルトだもんな。日本は島国だから逃げるったって限られているし、言葉の
問題もあるんで選択が狭い。そういう点では、小説家泣かせかもしれない。
主人公を逃亡させると、どうしてもスケールが小さくなってしまう。

ところでこれは映画やテレビにもなったそうだが、そこまでおもしろいか?
てえと、う?ん…。ま、好みの問題かな。


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