TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

ビョーキな人々

2011-04-01 04:04:43 | インポート
神経外科での診察。

市内で一番大きいその病院は初めてだったので、正面玄関から入ったのは
いいが迷ってグルグルしてしまった。でもお店がいっぱいあり、自分が病気
なのを忘れてついウィンドーショッピング。

さて、やっとたどりついた待合室には脳腫瘍患者が山盛り!
こんなにビョーキが多いのか??!アメリカで病院が投資対象ビジネスになる
のもうなずける。私も投資対象、考えなきゃだわ。土地とかITより、ビョーキ
関係の方がリスク少ないかも。

そんでもって皆車椅子だったり杖でフラフラだったり、まっすぐスタスタ
歩いているのは私ぐらい。フラフラなのは術後の抜糸の患者かな。
なんつったってほとんどが日帰り手術の国であるから、脳腫瘍も当然のこと
ながら日帰り。同じ手術が、日本だと二週間の入院である。こっちでは、
全身麻酔が覚めるまで休憩して、覚めたらとっとと追い出される。
昔はみんな、術後に自分で車を運転して帰宅してたが、さすがに今ではそれは
禁止されている。フラフラして事故って死んだりするからだ。せっかく手術
が成功しても、交通事故でお陀仏では、税金がもったいない。

さて、神経外科では簡単な検査をし、さらに専門的検査のため内分泌専門等
の他の専門にも紹介してくれた。今は、各専門医からの連絡待ちである。

ところで笑ったのは、待合室に置いてあった脳腫瘍患者サポートグループの
月刊誌みたいなやつの記事。ある若い女性が結婚式のあとだか前だかに腕の
痺れを自覚し、念のためにと病院で検査をしたところ、脳腫瘍を発見。
さっそく手術。しかし、あとになって痺れは腫瘍とは全く関係なっく、実は
MSが原因だったと判明。本人は「腫瘍そのものは綺麗に取れたので、満足」
って言っているが、開頭手術までしたのにそれじゃあ、あんまりでは…。
なんか、TVドラマのHouse, M.D.みたい。「消去法でいこう!」みたいな。
切ればいいってもんでもないでしょうが。