TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

ライオン犬

2004-08-09 20:26:01 | インポート
港のボードウォークわきの駐車場で、若いレオンベルガーに会う。

夫婦と犬とで、車の中でファーマーズマーケットで買った中華のお昼を食べてたら
となりにすーっと入ってきた車にでっかい犬が。あの獅子頭はレオンベルガーだ。
窓から顔を出したTABIと遊びたいらしく、クンクンないている。大きな図体で
赤ちゃんみたいな、フレンドリーな子だ。うちの近所のレオンベルガーは、
人や犬を見ると飛びかかる困ったちゃんだが、この子はジェントル・ジャイアント。

飼い主夫婦もキングサイズだ。車の中が窮屈そう(爆)
車から出て水を飲ませているが、さすがレオン、皿とかボウルじゃなくてバケツ!
マイ・バケツなんでしょうかね、すごい勢いで飲んでる。

犬同士は遊びたいらしかったけど、レオンの飼い主はボードウォークへ客船を見に
行くとこなんで、お鼻で挨拶してお別れ。去っていく後姿に「あれ?!」

夫に、あの歩き方を見てご覧、とささやく。
「腰が変だな」と、夫。飼い主は気が付いているのかどうか。
大きい犬は、これだからねえ。性格の良さそうな子なのに、かわいそうだ。


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若さの秘訣とは

2004-08-05 09:08:00 | インポート
犬の若さの秘訣とは、なんだろう?

いつもの公園の川でTABIを泳がせていた。ウォーター・コングを遠くに投げては
泳いでとってこさせる。あの子はこれが好きで、30分くらい夢中で遊ぶ。
そんでもってその後、常連の犬友達が来ると今度は追いかけっことボールの
持って来い競争だ。エンジン全開!疲れ知らず。

それを見てみんな、「TABIはほんとに元気ね。4歳になってもちっともスローダウン
しないね」と言う。だけど4歳や5歳でスローダウンするようでは…

チョコラブのDUDLEYが来た。飼い主は学校の先生で、ちょっと気難しそうな男。
DUDLEYが泳いでいるTABIを追って水に入ろうとするのを、厳しく叱る。
まだDUDLEYは7歳なんだそうだが、初めて見たときは14、5歳かと思った。
白髪だし関節炎で足元がヨロヨロだし、いつも大儀そう。年配のラブによくある
脂肪の塊のブツブツがたくさん。年を聞いて「7歳だよ」と言ったのを「17歳」
と聞き間違え、もう一度確認したくらいだ。

17歳っていったら、黒ラブのBUDDYがそうだ。でも彼女はもっと元気だ。
それに週末訪ねた牧場のボーダーコリー兄弟は、どっちも8歳で現役牧羊犬として
バリバリ働いている。足は速いし敏捷だし毛並みはいいし、すごく若々しい。
この差はどこから来るのか?

いわゆる犬の年齢換算表というのは、全くアテにならない。
犬によって差がありすぎる。シニア犬のボーダーラインも、日本とカナダでは
全く違う。だから、このサイトの長寿村のトップを訂正加筆した。
http://members.accesswave.ca/~superpuppy/pals/gogoseniors.htm

犬の若さとは、やはり持って生まれた遺伝的資質・食餌・環境・運動など、
様々な要素が関係しているのだろう。今後の研究テーマだな。


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海日和の祭日

2004-08-03 11:16:47 | インポート
本日快晴、絶好の海日和。犬連れで海岸を散歩。

こんな日は、海が好きだったラマルシェのおじいちゃんを思い出す。
この人は、夫の継父の父親で、私とも夫とも全く血のつながりがないのだが、
みんなわけへだてなくかわいがってくれた。大柄で、サンタクロースみたいな人だった。

役人を定年退職したあと、田舎に牧場つきの家を買って牛など育てながら
奥さんと優雅に暮らしていた。クリスマスに一度お呼ばれで行ったが、
素敵なカントリーハウスだった。ずーっと病気知らずできた人だったが、
末期ガンと宣告され医者からあと3ヶ月と言われた。

医者は入院をすすめたが、断って家に帰った。いまさら手術や抗がん剤や
放射線治療で苦しむくらいなら、住み慣れた家で静かに暮らしたかったのだ。
子供や孫は心配したが、本人の決意は固かった。そして、今までどおり牛に
草をやったり畑の世話をして、ごく普通に生活した。

結局、そうやって一年半なにごともなく過ぎた。
親戚は、「あれは誤診だったのかね?」とウワサした。
そしてある日、枯れ木が倒れるようにコトリと息をひきとった。
孫たちに看取られて、静かな最期だったという。

いまとなっては、ガンで死んだのか老衰だったのか、他になにかあったのか
わからない。だけどあの時医者のいうように入院していたら、おそらくもっと
短命だったろう。余分な痛みや苦しみ、家族と会えない寂しさ。
「延命治療」というのは、誰にとってのbenefitなのか?

医者に死を宣告されて、うろたえない人はいまい。
手術でもなんでもするから助けてくれ、とすがるのが一般人だ。
「いや、治療はいいよ。サヨナラ」とあっさり帰ってきたおじいちゃん、いいなあ。
かっこ良過ぎ。だけど自分の人生だもの、自分で最期の過ごし方を決めたいよね。
おじいちゃんの生き方に、Two thumbs up!


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牧場の一日

2004-08-01 07:11:57 | インポート
やっと夏らしくピーカンとなった今日、牧場のお祭りへ。

車で2時間くらいの田舎にある牧場には、羊や山羊、牛などの家畜がたくさん。
現役牧羊犬のボーダーコリーたちが羊追いの仕事をしている様子が見られる。
羊毛刈りをしているところも見せてもらった。

私は楽しみにしていた羊毛クラフトのショップで、自然色の毛糸や羊毛綿など
いっぱい買い込む。これで冬の帽子を編んだり、夫やTABIのクッションを
作る予定。ニードル・フェルトの実演もやってて、ちょっとやらせてもらったら
すごくおもしろい。で、キットを購入。散財しちゃったけど、冬の楽しみができた。

食べ物のブースでは、子羊肉のハンバーガーやホットドッグを売っていた。
私たちはお弁当を持っていったが、TABIにはなにも用意してなかったので、
バーガー屋のおばさんに「犬にあげるんだけど、どっちがいいかな」と聞いてみた。
「バーガーの方がいいわよ、ソーセージは塩分が多すぎて犬には毒だもの」
と、バーガーをくれた。1個1ドル。激安!焼けるのを待ちながら、TABIは
ヨダレだらだら。木陰にお座りさせて、夫が一口ずつ食べさせる。

かなり気温が高かったので、敷地内にある池でTABIを時々泳がせてはあちこち
イベントを見て回った。犬連れで来ている人も多く、TABIはあちこちでなぜて
もらって大喜び。フレンドリーな犬を飼っていると、こういうとき楽だ。

帰りはさすがに疲れて、普段は車中眠らないあの子が居眠りしてる。
羊の夢でも見てるのかな。また連れてってあげるよ。


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