TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Hostility

2010-04-08 12:51:14 | インポート
昨日からいきなりの夏日。

この機会に、春の芝生の手入れを始める。農薬を使わない雑草対策として
人気のあるコーンミールを撒く。これはお菓子やチップスの原料や、牛の餌
にも使われる、トウモロコシの粉である。食べ物であるから子供やペットにも
安全で、しかも確実に雑草の発芽を防ぐ。鳥に食べられて「ヘンゼルと
グレーテル」みたいなことになるのでは、と心配したが、充分に潅水すると
地面にきれいに吸い取られたようになる。これでは小さな鳥の口でもついばむ
のは難しい。

今朝見ると、さらにきれいにコーンミールのあとが消えていた。これを雑草
対策に使うのは初めてだが、効いてくれるといい。農薬を使わない園芸を
推奨する市当局の資料によると、これは最も安全で的確に使用すれば確実に
雑草が減るのだそうだ。

ところが、これがとんでもない誤解を生むことになった。

イースター休暇なのでお隣の年配夫婦のもとに息子と孫娘が遊びに来た。
一緒に彼らのペットである大型犬(ロッティ)と小型犬(ダックス)も連れて
来た。このロッティのほうが、餌を食べたあとに少し吐いたという。
昨日うちでコーンミールを撒いていたことを老夫婦が口にしたため、息子は
「犬に毒なものを庭に撒いたのではないか」と、うちに文句をつけに来た。

「我が家にも犬がいるし、毒になるものは一切使わない。コーンミールは食べ物
だし」と説明したのだが、心配した彼らは犬を動物病院へ。イースターで普通
の病院は休みだから、救急外来へ行ったが、特に犬に異常はなかったらしい。
ダックスのほうはなんともないし、ロッティもその後庭を元気に走り回り
TABIとも仲良く遊んでいる。そりゃそうだ、もともとコーンはドッグフード
の原料だし、毒なはずがない。それに、土に吸い込まれたミールを犬が食べる
のは至難の業である。

夕方彼らが車で帰るところに出くわし、私は挨拶をしたが息子の方は敵意のある
視線を投げつけただけ。夫が「犬はどう?」と聞いても無視。高い獣医代を
払ったのが悔しいのか?それにしても、とんでもないいいがかりで、こちらの
ほうが迷惑だ。

私はアメリカに住むまで、アメリカ人のほうが攻撃的だと思っていたが、実際
にはカナダ人のほうが敵に回すとやっかいなのだ。ますますカナダが嫌いに
なってゆく。


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映画の夕べ

2010-04-07 14:09:54 | インポート
昨日はTom Hanks三連発。

夫の風邪が治ってきたと思ったら、私がダウン。
熱は高いし、ちょっと動くと鼻血が止まらないので、昨日はあきらめて一日
おとなしくしてることに。カウチに寝そべったまま映画を観られるように
夫がセットしてくれたので、好きなのを選んで楽しんだ。

Catch Me If You Can
The Terminal
Charlie Wilson's War

Catchは古き良き時代のPan Amってあんなんだったんだな、という感じ。
パイロットというだけで子供はサインをねだるし、女はみんなうっとり。
これなら騙すのは簡単だったろう。今ではアメリカの航空会社のパイロット
なんて決して高給とりじゃないし、労働条件だって毎年過酷になってる。
ステイ先でホテルに泊まるお金も出ないので、空港の駐車場に車を停めて一晩
過ごすパイロット達の様子を、先日もニュースが伝えていた。「飛ぶのは好き
だけど、家族を養えないから」と、パイロットから高校教師へ転職した人も。

飛行機の故障とかいろんな事情で空港で足止め食った経験のある人なら、
The Terminalはひとごとじゃない。確かに国際空港は何でも揃ってて、シャワー
のあるとこも多いし、暮らそうと思えば暮らせるんだけどね。言葉が通じない
外国人を誰も助けようとしないってところは、すごく現実的でありがち。

Charlieで印象的なシーンは、なんてったってJulia Robertsが安全ピンの先で
マスカラのダマをほぐすところ。怖い!私にはとてもできない。彼女のこの
映画の中のメイクはちょっとねえ。テキサス美女ってイメージじゃないしさ。

とまあ、ゆっくり休養したので今日は熱がやや下がった。春の風邪は、全く
しつこくてヤダ。早くスッキリしますように。


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結果的には

2010-04-01 11:19:08 | インポート
良かったのかも。

ずっと低いままだったカナダの住宅ローン金利が、ガバッと上がることに
なった。この夏には税率が変るし、上昇路線をつっぱしってきた不動産市場
もこれで沈静化しそうである。

昨年、転勤でカナダへ戻るとわかった時はこの世の終わりのようにショック
だった。だけど、去年のうちに家を購入できたのは、今となっては不幸中の
幸いである。人間万事塞翁が馬、なにが幸運となるかわからない。

MLSでちょっと調べると、今年の不動産価格は去年に比べてもケタ違いに
高く、おまけに高金利じゃあ購入側にとっては大打撃である。家のレベルを
ぐんと下げるか、重い住宅ローンを払う覚悟を決めるしかない。いわゆる
House Poor、家を買ったもののローンの返済におわれて贅沢は一切できない
生活を余儀なくされるような人々が、増えるのではないか。

全く、神様というものは先を見ていろいろ采配してくれるのだなあ、と、
感謝せずにいられない。


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