予てより記事にも書いていましたが、新宿アルタが昨日終焉。
太陽では#453にて、山さんがアルタビジョン大写しとなったことが印象に残ります。
アルタビジョンは三菱電機製なので、スポンサーの協力を得て実現したと思われます。
この当時はまだアルタも竣工1年程度。『笑っていいとも!』開始の1年半前、『笑ってる場合ですよ!』は既に放送中だったため、当時は結構最先端的な建物だった印象があります。
商業ビルとしては短命な方になるかとは思いますが、昨今の新宿再編を考えると、仕方のないことですが、寂しさはありますね・・・・。
X巡回
▼つば九郎氏の魂氏のご逝去・・・・
確かに健康管理の面については過酷な状況ではあったと思いながらも、ある意味献身だったのか・・・とも思っていたり。
残念な訃報で、唯々ご冥福をお祈り申し上げるところです・・・。
小職、どうやら魂氏と同い年のようで、その意味も含め、考えさせられるところはあります。
▼良純さん、オオタ。
ノスタルジック2days。
先ほどテレ朝で寺尾聰さんと遭遇した良純さんが西部署証言トーク。薄々は感づいていましたが、スーパーZが実車検を通すことができなかったとの事。通りそうではあるんですが・・・と、マシンXも車検が取り消されていたとか・・・。確かに2台共車検を通そうとすれば可能な仕上がりのように見えながらも、乗車定員や様々な機器の破損を考えると、無理する必要は無いといえばない。
そして、オオタPA-4セダン。今世紀に入り発掘されて驚いた個体でしたが、やっとレストア方面へ行きそう・・・と言いながらも、発見当時と比べると劣化が進んでそうで・・・オオタマークが無くなっている?
▼大全集
銀ピエさんの回顧で驚いたのは、大全集旧3の裏表紙もご担当なさっていたとか。いやぁ・・・人に歴史あり。大全集も歴史ありですね。
=サンテレビ太陽放送 前後記=
#231
派手なアクションが無くやクライマックスのドラマチックな抑揚が抑えられて、X方面では物足りなさを感じた方もおられたようですが、これも竹林監督の演出。やっぱり幅広い。
今の世では、どちらかといえば辻井(野村)の方が、犯罪は抜きにする前提で、共感できるところはあるのかなぁ・・・。
考えてみると、小職も確たる足跡なんて、ここ以外は敢えて残していないですし(^_^;)
ただ、ゴリさんだからこそ、辻井(野村)の奥底の寂しさを見付けることができたのかもしれない・・・と思っています。
スコッチ前期のメインテーマの一つは「大都会の孤独」なんですよね。ただ、その孤独の在り方も様々。
孤独を装っていても、奥底は繋がりを断ちたくない。これはスコッチも一緒かと思いますが、ボスに呑みを断られてもこれも孤独(^_^;)
そして次回の#232。
クリスマスイブ、ボンの苦い想い出です。
そして、今回も都会の孤独を扱います。
親友を失ったばかりのボンが、ある殺人事件の「遺留品」であるアドレスブックを丹念に調べるうちに、ある牛乳配達員に出会う。
彼はボンに捜査協力を申し出るが、なかなか結果に結び付かない。
そんな中で彼に特徴が一致する若者に、嘘の電話番号を教えたという男性が現れて・・・・。
本当は友達を作りたいのに、出来ない。大都会の孤独に耐え忍びながら、ある愉しみを見つける若者に森川正太さん。コミカルな演技も定評な方ですが、太陽では複雑な役柄を演じることが多いですが、今回はゲスト主演として、森川さんの持ち味を活かした感の竹中を好演。
ボン主演編としても彼らしさとほろ苦さが混ざる名編となっています。
なんとも時間経過が早いですね・・・・取り残され感けぶでございます<(_ _)>
いやぁ・・・湯治したい・・・(^_^;)
さて、2/23 サンテレビ・太陽放送。
死んだ男に成りすまし生きてきた男にゴリさんが食い下がる、#231を放送。
孤独な若者の相手にするのはゴリさんは結構前後通じて多かったりしますが、今回は犯罪を犯し、他人に成りすましている若者が相手になります。
三ツ木さんとの共演はこれ以後2回ありますが、今回のみ犯罪者で後は警官ですが、今回の三ツ木さんの抑えた演技は結構見どころだったりします。芸達者な方なので、あまり違和感はありません。
よくゴリさんは直情型の熱血漢という誤解をされますが、確かに感情の起伏は激しいものの、繊細な部分も持ち合わせているという、結構複雑な性格の持ち主ですが、今回もその繊細さを生かし、絵の中から事件解決の証拠を導き出します。
そんなゴリさんの繊細さと、さらに一歩進んだベテラン的な感覚がゴリさん自身の持ち味を深くしている部分で、この頃からそれが強く表れていると思います。
七曲署捜査三係の刑事として池田鴻さんも登場します。
藤堂「お前のその孤独っていうのはその程度か、単純なもんだ、またにしような。」
【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編
2/23(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第15話)
サンテレビ1(地上波)
第231話 51.12.17 孤独 (ゴリさん)
レギュラー:藤堂俊介
石原裕次郎
滝隆一
沖雅也
田口良
宮内淳
山村精一
露口茂
石塚誠
竜雷太
島公之
小野寺昭
野崎太郎
下川辰平
矢島明子/木村理恵
ゲスト:三ツ木清隆
栗田ひろみ
池田鴻 関口篤 上田耕一 福原秀雄
渡辺芳子 瀧のり子 聖真沙子 佐田淳郎 松島信一
脚本 峯尾基三
監督 竹林進
腐乱死体の身元は所持品から2年前詐欺罪で手配された辻井だと判明したが、疑問に思っていたゴリさんは所持品の一つである時計の修理履歴から野村という絵描きを突き止める。
野村は時計については紛失したと話したが、ゴリさんは野村は実は辻井ではないかという疑惑が生じ、辻井の妹・君子に野村の姿を見せるものの、君子は否定した。
ゴリさんは野村に彼が本当に野村であることを証明できるかどうかを訊いたが、野村は証人はいないという。
まるで決め手がない中、ゴリさんは野村の描いた数々の絵の中にセーラー服の少女を描いたものに目を付ける。
死んだ男に成りすまし生きてきた男にゴリさんが食い下がる、
ゴリさんと孤独な男との静かな対決。
一枚の絵を突破口にその男の正体を暴きます。
三ツ木さんのゲスト初登場、ゴリコンビ初といった方がよいでしょうか。
不思議さをなんとなく醸し出している部分がこの作品の味かもしれませんが、ゴリさんというキャラクターが非活動的な作品でも魅力が発揮できている好例じゃないかと思います。
貧困に喘いだ兄妹の兄が手先の器用さで事件を起し、自分に似た男を殺し、成りすまして生きていく・・・。
現在のほうがあり得そうな事件に、人好きのゴリさんが挑みます。
テキサス編に入ったあたりから、ゴリさんのその人好きからくる事件に対しての違和感や普通の人間の感情とは違った部分を読み取る力を披露する作品が多くなっていきますが、言ってみれば、孤独な人間で特に犯罪者はゴリさんには敵わないということではないかと。
ただ、今回の犯人は本当に天涯孤独ではなく、妹が居たという部分での、本来の孤独な人間という意味合い部分では弱点があったわけで、そこをゴリさんが敏感に感じ取ったというのはあったと。
今回、小道具も凝っていたりして、あの印象的な井之頭公園の絵なんか、ファンとしては結構欲しいアイテムだったりしたりして(^_^;)
ゴリさんとしては、珍しく釣りファッションも観られ、さらに既にヘルメット型だったゴリさんの髪形にもかかわらず、しっかりヨコワケの「辻井」作の似顔絵も欲しかったりして・・・(作者は#14と同じ方のよう)
=ロケ地=
新宿駅西口
井の頭公園
あれ?幣ブログの記事が3,600本目(^_^;)
最近は焼き直し記事が多く、恐縮至極のけぶでございます<(_ _)>
X巡回。
▼ゴリ炎上・・・連想>ゴリ爆発、ゴリ爆走・・・・何かトレンドになるかわからない・・・(^_^;)
▼三田村さんのXポストは至極真っ当なご意見。ものづくり・・・老舗『噂の東京マガジン』はご老体御歴々がレポートしているのに。特に地上波TVは取材とか勉強とかあまり感じられないプログラムばかりになって残念ではあります。
▼#188 で露口さんと岸田森さん・・・もとい、山さんと多々良弁護士が食事した銀座アスター新宿賓館、現存しているのでいつかは行ってみたい。・・・それにしても、なに食べたんだろう(^_^;)
▼麻矢さんの宮内さんご出演の「世界食べちゃうぞ!!」。
観た記憶があって、いつ頃だったか正確に知りたくなり、ウィキを見てもバラエティーご出演の履歴がほどんどない・・・ということで、国会図書館デジタルコレクションの検索。
気がまぎれました・・・(^_^;)
以下、メモっておきますので、各位ご参考まで・・・殆ど閲覧は出来ませんでしたが。
「※」は小職コメント
ふれあい
小牧才二 著1983.11
NTV系『本物は誰だ』(S52.11.28)回答者
※たまたま見つけた案件。この書籍は国会図書館デジタルで閲覧可能。
YTV 木曜ゴールデンドラマ『いま、いのち満ちて』
日露戦争の時代を背景に、助産婦として、自立した女性として、巣立とうとする娘の生き方。
1981/10/08
三原順子 山岡久乃 宮内淳 水原ゆう紀(敬称略)
↓
週刊文春 23(41)(1157);1981・10・15
雑誌
文芸春秋 [編] (文芸春秋, 1981-10)
は反戦青年·小谷昇(宮内淳)と愛し合う。が、さきの母まつ人公分は小谷を認めず、商才にたけた番頭·
共演者宮内淳、加藤健一、水原ゆう紀、
週刊明星 24(43)(1196);1981・11・5
雑誌
(集英社, 1981-11)
は柳生博対星由里子、宮内淳対沢田雅美。ほかに大和田獏ら
※姉弟対決!? 連想ゲーム(NHK)?
週刊明星 25(6)(1208);1982・2・11
雑誌
(集英社, 1982-02)
ート雨中のダイビング宮内淳カリフォルニアヘスカイ·ダイ
週刊平凡 24(44);1982・11・11
雑誌
(平凡出版, 1982-11)
ふたりに、ン刑事"の宮内淳と"ロッキー刑事で、ファンにおしまれつつ殉職した"ボ初のジョイント·ラ
※木之元さんとのジョイントライブ。このころ確か『なるほど・ザ・ワールド』でもコンビで何度かご出演。
映画テレビ技術 (374)
(日本映画テレビ技術協会, 1983-10)
1983年10月27日放送予定 NTV 木曜スペシャル 『大空の友情!宮内淳の成層圏からの脱出』 (スカイダイビング)
※宮内さんはこの撮影で右足の骨にひびが入り歩行不能⇒回復
撮影20日。於:オクラホマ
※国会図書館デジタルで閲覧可能な本、撮影方法の解説が主。
↓(放送日変更?)
週刊明星 27(2)(1302);1984・1・5/12
雑誌
(集英社, 1984-01)
高度1万1千200メートルから宮内淳が決死のダイビング!!■木曜スペシャル『大空の友
週刊明星 27(18)(1318);1984・5・3
雑誌
(集英社, 1984-05)
ンガポール国際空港=宮内淳。カナダ·バンクーバー国際空港=川島なお美。シカゴ·オヘア国際空港=岸部シロていて 1 ローマ·フ
※シンガポールに飛んだボン、シカゴに飛んだドテコン?
週刊明星 27(27)(1327);1984・7・5
雑誌
(集英社, 1984-07)
リックに挑戦したのは宮内淳。鎖に締められた宮内が箱に入ると、タンプカーが激突!宮内即死と思い
※宮内さんがトリックに挑戦した記憶、あります。
週刊明星 27(40)(1340);1984・10・4/11
雑誌
(集英社, 1984-10)
レポートする。出演者宮内淳、多湖輝、西村幸夫(マジシヤン)。司会は桂三枝。不思議トリックをバッチリ髪型を似せてもお前はお前。
週刊平凡 27(21);1985・6・7
雑誌
マガジンハウス [編] (マガジンハウス, 1985-06)
こっそり宇宙飛行士試験をうけていた 楠田枝里子 宮内淳 //120
※出演形跡ではありませんが、当時驚いたことを思い出しました。
週刊平凡 28(14);1986・4・11
雑誌
マガジンハウス [編] (マガジンハウス, 1986-04)
『世界ナンバーワン·クイズ(TBS系)の宮内淳だ。宮内「係員が見回りに来ない早朝6時ごろから登り始めたんだ。
週刊明星 30(1)(1450);1987・1・1
雑誌
(集英社, 1987-01)
体長1mのモルモット試食に宮内淳モルモット気分!『世界食べちゃうぞ!!』(日本テレビ·読売テレビ系夜10· 8~) ば、宮内淳が関口宏とインカ文
※多分、予告的と考えれば1987年1月放送?
週刊明星 34(12)(1656);1991・3・28
雑誌
(集英社, 1991-03)
れた唯チャレンジャー宮内淳ほかその島々にチャレンジし一の秘境ともいえる小笠原諸島スペシャル
週刊ポスト 26(2)(1225);1994・1・14/21
雑誌
小学館 [編] (小学館, 1994-01)
と聞き、レポーターの宮内淳が捕獲に挑む。そして、ついに幻の大ナマズの姿を、カメラに収める。
じみーに疲弊しているけぶでございます<(_ _)>
なんだかなぁ・・・・
X巡回
銀色のピエロさんが、太陽愚連隊刊『太陽にほえろ!大全集 太陽にほえろ!㏌原昌之』の回顧を。
そうなんですよね・・・・20年前にもなるんですよね・・・。
今も全く色褪せない表紙のデザインと装丁、裏表紙は本家日テレの「太陽㏌」シリーズのオマージュ。
頒布当初は良い意味で震えました(^_^;)
というか、当時の「盛り上がり」を懐かしく感じます。
現在はペッパー先輩のところにも在庫が無く、小職もかなり配ったので数冊しかなく、それなりに高値取引されているとか・・・・。
そういえば、国会図書館に大全集の確か7,8,9が所蔵されているとか。
▼サンテレビ前後記
#230
太陽では珍しい「舞台型」の物語にアクションを交えているわけですが、殿下の兄妹や殿下自身の負傷、カーアクション、最後のボスの「5,000円請求ペシペシ」など、絶妙な交え方です。ウエイト的にいけば、当時人気絶頂な小野寺さん=殿下と金沢碧さんとの競演を主体とした流れとなっており、当時の流行り的なシリアスなサスペンス味も加味した演出が、太陽のメイン監督である竹林監督。やっぱり演出の懐の広い方だったと改めて思います。
さて、ボンのトックリセーターは白から黒灰色に。ゴリさんはマメ散髪でヘルメット型移行確定など、ビジュアル的にも見どころがあったりしていました。
さて、次回の#231
腐乱死体が発見され、詐欺で手配されていた辻井と判明したが、釈然としないゴリさんは辻井が所持していた懐中時計を手掛かりに、絵描きの野村に辿り着く。
辻井には妹がいるが、他に付き合いがある者もいない。野村は天涯孤独のようで、辻井と似たように孤独を好み、静止画のみ描くことを良しとしている。しかし、野村が描いたものの中に、唯一、セーラー服の人物がモデルのものを見つけた時に、ゴリさんのモヤモヤは確信を得るが・・・・。
ゴリさん主演編のテーマのひとつである「孤独」がまさしくザ「孤独」というサブタイトルとなる本作は、孤独な人間の利己的な犯罪を描きます。
ゴリさん的には「本当に人は孤独に耐えられるのか?」というのがいつもの疑問なのですが、それが今回解消できるのかどうか・・・。
ゲストは初登場で今後ゴリ主演編に幾度かご出演の三ツ木清隆さんに栗田ひろみさん。
三ツ木さんはこういうある意味頑なな役柄が似合うんですよね。
ちなみに三ツ木さんの衣裳はボン初期衣裳の流用です。
もう2月も中旬ですか・・・・はやいですね。
どんどん時間感覚が短くなるけぶでございます<(_ _)>
▼BS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!』
2月15日に長谷直美さんご出演回のアンコール放送。
お見逃しの方はぜひ。
そういえば・・・・長谷さん初愛車のケンメリ。
#595では、スーパーエキセレントマシーンである特装七曲署秘密兵器71カローラクーペが黒いケンメリに突っ込んでたっけ・・・(^_^;)
▼NHKBS『にっぽん縦断 こころ旅』の新たなレギュラー旅人が田中美佐子さんに決定。
適任かと。こころ旅はアッサリとした方じゃないと。
▼『京都マル秘指令 ザ新選組』に出てくる、作り物の京ナンバーのチェイサー。昔から思ってましたが、どう見ても太陽で使用されていたチェイサーが移籍してきたとしか思えない(^_^;)
さて、2/16 サンテレビ・太陽放送。
トップ屋の佐伯が殺され、犯人は竜神会幹部を射殺して逃亡中の桑田と判明し、佐伯宅から桑田と新進ピアニスト・裕子の写る写真が発見される。
殿下たちは裕子に当たるが、その写真の件で佐伯に強請られたことは認めたものの、その写真は桑田にも脅されていた時のものだと言い、桑田とはその時初めて会ったと言い切った。
ただし、裕子の何気ない言動に殿下は彼女が桑田の事を知っていると感じた。
しかし、裕子は孤児院出身の苦労人で、桑田のような男との繋がりは考え難かったが、桑田の目撃情報が入り殿下たちが追いつめたものの、幼女を人質にとられ、かつ近くに居た幼女の兄を守るために殿下が負傷、幼女は救ったものの桑田には逃げられてしまう。
殿下が一旦自宅に戻ったところ、妹・京子から手紙が届いていた。
それを見た殿下は、桑田を追いつめた時の幼い兄を見たときの様子と、自分自身が重なって、ある一つの仮説が思い浮かぶ・・・・。
殿下サスペンス編はいままではメロドラマ風味が濃かった側面がありましたが、スコッチ編に入ると後のサスペンスドラマ調というか、殿下はいわゆる明智小五郎的になっていきます。この作品はそのエポック的な感覚でとらえています。
今回の主題は殿下には容認することが難しい「兄妹」の別な形、血のつながった同士にここまで隙間風が吹く話というのも珍しいかもしれません。
脚本は後にスコッチ転勤篇の#244も書かれる、桃井章さんの単独執筆となります。
確か桃井さんはご自身で「遅筆」だと仰っていて、かつ身を削って書かれていたとも仰っていたと思います。妹の桃井かおりさんとの関係も本作にちょっと反映されているのかもしれません。
藤堂「ただ何かの時にふっと会ってみたくなったり、話してみたくなる。それが「きょうだい」じゃないのか。まあ、俺には「きょうだい」が居ないんでよくわからんがね。」
【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編
2/16(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第14話)
サンテレビ1(地上波)
第230話 51.12.10 ピアノソナタ (殿下)
レギュラー:藤堂俊介
石原裕次郎
滝隆一
沖雅也
田口良
宮内淳
山村精一
露口茂
石塚誠
竜雷太
島公之
小野寺昭
野崎太郎
下川辰平
矢島明子/木村理恵
島京子/中田喜子(写真)
ゲスト:金沢碧
門岳五郎
由起艶子 伊藤理昭
倉沢満夫 高橋直美
ピアノ指導・高松緑
脚本 桃井章
監督 竹林進
佐伯というトップ屋が射殺され、証拠から犯人は竜神会幹部を射殺し逃走していた桑田だと断定されたものの彼の行方は一向に判らない。
そんな時、佐伯の部屋を捜索した殿下は、一枚の写真を見つける。
桑田と、新進ピアニストで話題の木暮裕子が写っていた。
殿下たちは優子に面会、その写真を見せたが、あくまでも偶然の産物であること、その写真によって佐伯に脅迫されたこと、脅迫には応じておらず、1週間後に控えたリサイタルの為忙殺され、佐伯殺害事件は知らなかった事など話した。
殿下は、裕子の証言が真実のように見えるが、佐伯のような海千山千のトップ屋の仕業としてはあまりにもあっさりしすぎていることに疑問を感じていた。それに裕子は偶然会った桑田について気にしているようにも見えた。
裕子は孤児院育ちであったが、才能が認められてコンクールに優勝した苦労人で、桑田と関係があるとは一見思えない。
念のため殿下は裕子を尾行するが、相変わらずリサイタルに向けて多忙を極めていた。
やっと桑田の足取りがわかり、殿下たちは三宅島行きの水上バスに向かったが既に桑田は姿を消していた。しかし桑田はタクシーをジャックし検問を突破、タクシーを捨てたあとも幼い兄妹を人質をとるなどして逃走し、殿下はその途中で桑田に足を拳銃で撃たれてしまい、結局は逃げられてしまう。桑田は三宅島へ向かったと考えられた為、スコッチが島へ飛んだ。
そんな時、殿下は自身の妹・京子からの手紙を受け取る。
その時ふと、桑田が兄妹を人質にとった時の動揺した様子を思い出し、何か気付くものがあった。
そして殿下は、桑田には妹がいることを調べ上げた・・・・。
殿下探偵シリーズのエポック的要素がありますが、太陽の中でも結果的にあまりハッピーエンドとは言えない結末は、逆に新鮮かもしれません。
事件関係者がデザイナーとか今回のピアニストとか登場するようになったのはこの頃の風潮でもあるのですが、もうちょっと言うと、太陽自体の対視聴者意識が拡がったというのと、同時に殿下のファン対象も広げてきた(主婦層)ところがあったと思います。
それまでは対主婦層は山さんだったのですが、殿下も加えてきたという事だと思います。
今回の殿下は、スイートな面は抑えていながら、自分の妹・京子との関係性を絡めて物語が展開していきます。
金沢碧さんとの共演は「回転木馬の女」以来2回目ですが、前作もサスペンス調でありながらメロドラマの要素も持ていた感じがあり、一応ハッピーエンドで終わっていましたが、今回はメロドラマ的要素は無く、乾いた緊張感が漂います。
増々、ベテラン的落ち着きが身に付く殿下の活躍は頼もしいものがあります。
太陽では初期から末期まで、タクシーはもとより営業所も聞き込み先として協力、本拠地を世田谷に置いてかつてはオレンジ色の車体で事業展開していた、旧チェッカー無線のいちこしタクシーこと一越観光(世田谷区大蔵1丁目2)が1月14日を以てタクシー事業から撤退していました。
平成のはじめは100台以上の車両を保有していましたが、令和に入り半分まで減少。やはりコロナ禍が影響していたようです。
東宝関係作品にもお馴染みな会社さんだったと思います。
太陽で印象的だったのは、#274。池上が奪ったいちこしタクシーのクジラクラウン後期が、スコッチたちに追われ、建替え前の閉業して間もない新宿十二社温泉に立てこもった際に池上の散弾銃でハチの巣となってしまったことが強烈な記憶として残ってますね。
昭和は遠くなりにけり・・・・寂しいですね。
下條アトムさんが1月29日にご逝去・・・・・・78歳。
2年前から急性硬膜下血腫の為、闘病生活を送られていたとのことで、体調急変による死去であったことを13日、所属事務所が発表。
アトムさんといえば、一本気な男、神経質な役柄などが主な印象がありますが、コミカルな役柄も積極的に取り組んでいた印象も又あります。
壮年期を過ぎた後も、鋭さはマイルドになっても、あまり印象的に変わらない方でもありました。
また、声優(というよりは俳優のお仕事に近い取り組み方の)では、やはりエディ・マーフィでしょうか。最初はアトムさんだと気が付かなかったです。これは『世界ウルルン滞在記』ナレーターのお仕事も驚いたものです。さらに驚いたのは『今夜は最高』での鉄腕アトムの扮装。え、こんなことをアトムさんが・・・・と驚いたものです。
太陽では2作品にゲストでご出演。
#121 審判なき罪 ・・・ 吉田春夫 役
#152 勇気 ・・・ 町田正二 役
いずれも山さん編で、一方は父親を結果的に殺され、その復讐の為に刑務所から出所してきた殺した男をつけ狙う若者。一方はある男を兄の復讐のために訪れたアパートで成り行きから立てこもることになった若者でした。
アトムさんにはいつまでもお若いという印象を勝手に持っていたので、残念ですね・・・・。
ご冥福をお祈り申し上げます・・・・・。
千歳や小職の職場の2月は、飛行機の欠航のリスクがまだまだ高いので札幌雪まつり時期は危険なんですよね・・・・。と、2月の雨空にため息をつくけぶでございます<(_ _)>
日中がプラスで夜がマイナスという気温の推移でドカ雪必須状況ではあります。
X巡回
▼はなむけの詩
そういえば、というネタ。
太陽には挿入歌って本当に少ない。#639の「春なのに」を除き店内BGMとしてはさりげなく挿入していますが、メンバー関連の挿入歌で本人歌唱でリリースしているもので行けば、下記のものになります。
「ブルージンの子守唄」「少年の魂」(ショーケンさん #1)
「風よ」(小野寺さん、#150)
「白いページ」(小野寺さん #165)
「ひとり立ち」 (勝野さん #208、#216)
「夕焼けの街」(宮内さん #303)
「都会の潮騒」 (木之元さん #407)
「思い出のキーラルゴ」 (神田さん #652)
裕次郎さんはご自分の楽曲ではないものを歌う機会は何度かありましたが、世良さんは自ら希望して歌わないこととし、渡辺徹さんは太陽在籍中のデビューでしたが、本編の挿入が無かったのは、おそらくスポンサーであるグリコCMにも流れるため、「諄い」と判断し敢えて避けたのではないかと。その後はヒットしたので敢えて歌唱を避けたようにも思います。
既に楽曲を出していた、沖さん・三田村さん(ただし、三田村さんは必殺シリーズの方が優先された模様)の歌唱は無く、長谷さんも、金田さんも、寺尾さんも、西山さんも、辰平さん、竜さんも歌わなかった・・・。小野寺さんの歌手としてのデビューは番組のファンサービスが始まりで、セカンドシングルまで大野克夫さんが作曲、その後は独自の展開となりました。
神田さんは既にレコードを出されており、最初は1979年で、1984年にレコード会社も新たにほぼ再デビューという形でリリースとなっています。
勝野さんデビューは完全に太陽卒業企画でしたが、太陽関連の方が絡まない、おそらくスター誕生方式のレコード会社の入札で決まったのではないかと。
その後、宮内さんと木之元さんがデビューするのですが、同じ方式でリリースが決定したのだと思いますが、太陽卒業とはタイミングが違うのですが、これ・・・おそらく卒業企画で立ち上げたものが卒業自体がお流れとなってしまい、レコード企画が単独で動いていたため止めることができず、それが2回続いたため木之元さんで中止となったのではないかと思います。
宮内さんはほぼ1978年で卒業が決まっていて、それも公けとなっていましたが、木之元さんについては・・・小野寺さんの卒業が正式に決まる前の計画の名残でしょうか。
ちなみに宮内さんのセカンドシングル「風のメッセージ」は1979年7月リリース。おそらく卒業後のタイミングだったのではないかと思われるので、挿入歌としては使用されなかったようですが・・・。
▼ころしやの詩
あるXポストで、#27は盗作で欠番と書かれたものがありました。
え?初耳。
小職が把握している欠番理由は「実銃の使用」だけだったと。
ちなみに、盗作の疑惑があるのであれば、ノベライズの2巻「藤堂ボス大活躍」も収録の内容から落とされる(原題「狙撃者」で掲載)筈、それに初期巻なので刷を何度も重ねているため、削除するのであればタイミングが多く、もし盗作であれば前期刷で落とされていてもおかしくはないので、それは無いのかなぁ・・・とは思っています。
X巡回
▼実名PART2
茶屋町さんの連休午後の一考察。
1982年は、「巨人の原選手」が先にジプシー登場で出てきて、ボギー登場で「広島の山本浩二選手」。これもありましたね。ドックブームのアラレちゃん(台本には明記)というのもあるし(^_^;)
シカゴもそうだった・・・・と、チケット関連でいけば#50のダイアナ・ロスもあったっけ・・・(6/29の公演をジャズコンサート称して(^_^;))
TBS系(特に大映系)は実名ゲストが多かったという印象がありますが、特捜隊は売り出し「たい」歌手や文化人等も含め実名が多かった筈。特命課は具体的には思い出せませんが、なにかあったような・・・って明らかに特捜隊よりは少なかった印象ですし、Gメンは少なかったですね。西部署(城西署含む)は全国縦断ロケが始まってからサービス感覚で実名投入が急増しましたね。最終回でとうとう金髪・・・もとい金八先生が実名登場<・・・って鉄矢さん。
迫文代さんの登場も驚いた記憶が・・・。
西部署の最終回といえば、前半の夕張・・・当時の市長も純の執刀医としてご出演されていたっけ・・・と、今の夕張の現状を鑑みると、なかなかに感慨深いものがあります。
太陽に話を戻すと圓窓師匠に繋がるパターンでいけば、山谷初男さんが居られました(^_^;)・・・そして同じ#171といえば久保晴生氏もテレビ越し(NNN昼のニュース 久保アナウンサー)のご登場。考えるとお二人ともOPノンクレですが。セリフや画面越しに実名紹介されてました。。。(^_^;)
そういえば、実名で意外と出てくるのが車名。どのドラマでもそうですが、三億円事件のカローラが代表ですが(^_^;)
少ないとはいえ、掘れば出てくるもんですね。
▼ボンの残り香<麻矢さんXポストより。
ひょっとするとですが、#384の『命』って、ボン主演用に書き上げられていたかも・・・というのは考えすぎ? いや考えすぎでしょうね(^_^;)。
小川さんと古内さんの執筆なので・・・・って、古内さんのデヴュー作の#371も当初はボン存命中に放送される予定ではあったので、あながち・・・。
ただ、意識して書かれているところはあるにはありそう。
#284「二つの顔の男」の同じ梅野さんの「死」から始まり、柿崎澄子さんの役名が「良子」。・・・こういう部分にもなんとなくつながりが感じられ・・・・。
っと気が付いたのが、野崎家にも良子が・・・・(^_^;)
=サンテレビ太陽放送 前後記=
#229
スコッチの初期編からボンの成長編に番組構成がシフトした最初の話的なポジションにある#229。
ボンの家族として、沢田さんや岸部四郎さんなど派手に迎えて、そもそもの田口家設定を活かしながら、ボン中心の展開、ボン系楽曲の多用など、かなりのボン推し。
この展開、遅すぎるぐらいで・・・(^_^;)
当時のファッション界はまさにセレブ層というイメージで、高林さんのデザイナーのおしとやかもある意味この話のアクセントになっており、ある意味での太陽らしいバラエティに富んだ構成となっていると思います。
サンテレビ放送では・・・・岸辺四郎さんが短い出番ながらラーメン・・・・もとい、注目を独り占めしていましたが(^_^;)
というか、派手なドンパチ同様のインパクトはあったかも(^_^;)
そして次回の#230。
殺人容疑者の男を追う殿下が人気ピアニストと男が写る写真を発見しピアニストに事情を訊くが、男のことを知らないという・・・・。
ただし、その態度に違和感を持った殿下は、ピアニストをマーク。そんな時男が発見され追跡した殿下は、その男の咄嗟な行動にある気づきを得る。
殿下と人気女優・金沢碧さん2回目の競演。
そして、傾向的にはテキサス編あたりから現れ始めた、明智小五郎が如くの殿下探偵篇の本格的展開開始作ともいえます。あ、ご安心を。無表情な木馬が出てきて、逞しいダンナにボコボコにされるという展開はありませんので(^_^;)
悲劇の妻から悲劇の妹へ・・・・
スコッチ登場編らしい、ちょっと陰な雰囲気と「兄妹」の絆を描く展開となります。
島京子の中田喜子さんが写真出演。
#194とは髪型が違うため、今回のために撮影されたものと思われます。